2021.11.28
10月21日(現地時間20日、日付は以下同)。ジャ・モラント率いるメンフィス・グリズリーズがクリーブランド・キャバリアーズとのレギュラーシーズン開幕戦に臨み、132-121で勝利を収めた。
一昨季の新人王モラントは、リング下へ積極果敢にアタックしてフィールドゴール成功率58.6パーセント(17/29)をマークし、ゲームハイの37得点に6リバウンド6アシスト2ブロックの大暴れ。
2シーズン連続のプレーオフ進出を狙うグリズリーズはモラントのほか、デズモンド・ベインが22得点、ディアンソニー・メルトンが20得点、ジャレン・ジャクソンJr.が13得点6リバウンド4ブロック、カイル・アンダーソンが10得点7リバウンド4アシスト、スティーブン・アダムズが14リバウンドを残した。
先日ジャクソンJr.が延長契約を結んだのだが、今季終了後にはモラントがグリズリーズと延長契約を結ぶことができる資格を手にすることとなる。
22日に『The Athletic』に掲載されたインタビューで、22歳のポイントガードはこう話している。
「僕はね。(今のチームから)離れることが好きじゃないんだ。ここにいられるなら、僕はここにいる。僕はそのことにフォーカスしているんだ。これからもチームメートたちとコートに立って、勝利を重ねて、このチームのファンの前でプレーしていく。そして僕が持ち込める愛をこれからも注いでいく」。
昨季プレーオフへ進出し、ファーストラウンドでユタ・ジャズ相手に1勝4敗で敗れたグリズリーズは、モラントを中心にジャクソンJr.やディロン・ブルックス、ベインにメルトンといった若手がそろっており、今夏はヨナス・バランチュナス(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)に代わってアダムズが先発センターとして加わった。
このチームを今季の優勝候補に挙げる識者は皆無と言っていいのだが、モラントは「100パーセントだ。間違いない」と、このチームが優勝争いできると確信している。
「常にタレントはそろっていたと感じている。フロントオフィスの皆、そしてコーチングスタッフたちに感謝している。彼らは正しいピースをそろえてくれているからね。僕のマインドセットとしては、誰かをトレードしてロッタリーピックを狙うために来たんじゃないということ。僕は勝つために来た。最初の2シーズンでそれができたと思っている。最初のシーズンだって、基本的にはできていた。でももちろん、今のまま満足したりはしない。もっと遠く、高いところまで行きたいんだ。チャンピオンシップが欲しいのさ」。
グリズリーズはモラントを中心とした布陣となり、一昨季はプレーイン・ゲームでポートランド・トレイルブレイザーズに敗れたことで惜しくもプレーオフ進出を逃がしたが、昨季は第8シードをかけたゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレーイン・ゲームを制してポストシーズン進出に成功。
今季もモラントを中心とした布陣でプレーオフへと進み、シリーズ突破を狙う。下馬評は決して高くないものの、どこまで勝利を重ねることができるのか、注目していきたい。
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