2021.10.29

グリズリーズの顔となったモラント「あの時に戻っても、また2位で指名されたい」

カリーとのエース対決を制したモラント[写真]=Getty Images
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 新シーズン開幕から3勝2敗と、現在勝ち越しているメンフィス・グリズリーズ。29日(現地時間28日)には敵地でゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦し、オーバータイムまでもつれた激戦を104-101で制した。

 なかでも素晴らしいパフォーマンスを見せたのが、キャリア3年目のジャ・モラントだ。モラントは2019年にドラフト2位指名でグリズリーズに入団し、1年目からチームのエースガードとしてプレー。前述のウォリアーズ戦では30得点7リバウンド5アシストをマークし、開幕からの4試合で1試合平均30.5得点と圧巻のスタッツをマークしている。

 しかし、モラントは現状に満足していないようだ。『Yahoo Sports』のインタビューで、モラントは「1試合平均35得点を取って、やっとオールスターと認めてもらえると思う」と語ったという。まだまだ点を取れるはず、という彼の向上心がうかがえるコメントだ。

 オールスターについてはこのようにも語っていた。「最初の2年間はオールスターに出られなくて、それがとても気になっていた。だから、そのことは気にせず自分のプレーに集中したんだ。それができていれば、後のことはなんとでもなる」。

 また、モラントは球団についても「今の場所に選ばれたことをうれしく思っているよ。(グリズリーズの)組織やファンも大好きだ。あの時のドラフトに戻っても、また2位で指名されたいね」と話した。メンフィスは決してビッグクラブではないが、自分からチームを離れるつもりはないようだ。

 長年チームを引っ張ってきたマイク・コンリー(ユタ・ジャズ)の跡を継ぐようにチームへ加入したモラント。新たなチームの顔として、今シーズンは更なる飛躍が期待される。