2021.11.12

7季目で自己ベストの31得点を奪ったカミンスキー「まだ実感がわかないんだ。でも…」

キャリア7シーズン目の今季、キャリアハイの得点を残しているカミンスキー[写真]=Getty Images
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 昨季のウェスタン・カンファレンス覇者フェニックス・サンズは、現在ゴールデンステイト・ウォリアーズと並んでリーグ最長タイの6連勝中。11月11日(現地時間10日、日付は以下同)にはポートランド・トレイルブレイザーズを119-109で下し、今季戦績を7勝3敗としてウェスト3位の座をキープしている。

 そのブレイザーズ戦で、サンズはクリス・ポールの21得点7アシストを筆頭に、ジャベール・マギー(14得点8リバウンド)、デビン・ブッカー(12得点8リバウンド6アシスト)、ジェイ・クラウダー(12得点5リバウンド3スティール)、ミケル・ブリッジズ(10得点5アシスト)と、スターター全員が2ケタ得点。

 だがこの試合のヒーローは在籍3シーズン目のビッグマン、フランク・カミンスキーだった。ウィスコンシン大学出身の28歳は、フィールドゴール成功率66.7パーセント(12/18)、3ポイント成功率40.0パーセント(2/5)にフリースロー5本を全て決め切り、ゲームハイの31得点に7リバウンド3アシスト1ブロックの大暴れ。

「まだ実感がわかないんだ。でもこれはマインドセットなんだと思う。コートに出て、自分にできる限りハードにプレーすること。そして何事にも準備しているんだ。誰にだって、いつチャンスが回ってくるかなんて分からない。だからこそ、その機会を最大限に活かさなきゃいけないんだ」。

 試合後にカミンスキーはそう語り、キャリアハイの得点をあげた試合で勝利できたことを喜んでいた。NBAキャリア7シーズン目にして、初の30得点ゲームを達成したことは本人にとってもうれしかったに違いない。

 伏兵の大活躍に、ブレイザーズのデイミアン・リラードは特に驚くことはなく、むしろ周囲の人たちへ警告しているかのような言葉を発していた。

「NBAチームにいる皆のことをリスペクトしなきゃいけない。特にローテーション入りしている選手たちをね。彼らの役割は試合を支配することではないのかもしれない。でも彼らがそこにいることには理由がある。彼らはプレーできるのだから、彼らの強みを発揮させてはいけないんだ。彼らを軽視してはいけない」。

 カミンスキーはここまで、いずれもキャリアハイとなる平均13.0得点にフィールドゴール成功率58.8パーセントをマークし、ベンチから得点力をもたらしている。

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