2021.11.29

「間違いなく僕に火をつけた」。リーグ最強のスコアラー、カリーを乗せてしまった要因は?

第4クォーター序盤にテクニカルファウルを宣告されたカリー[写真]=Getty Images
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 11月29日(現地時間28日、日付は以下同)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとロサンゼルス・クリッパーズによる一戦は、ウォリアーズのガードデュオが後半に爆発して105-90で勝利し、7連勝を飾った。

 まずはジョーダン・プール。第3クォーター残り約2分から4連続で長距離砲を沈め、ウォリアーズは7点リードでこのクォーターを終える。

 そして第4クォーター残り9分7秒。ファストブレイクからオットー・ポーターJr.のパスを受けてリング下でフィニッシュを狙ったステフィン・カリーが空中でテレンス・マンと接触。このプレーでファウルがコールされなかったことにカリーが腹を立て、レフェリーへ怒りをあらわにしてテクニカルファウルをコールされてしまう。

 だがそこからカリーは3本の3ポイントとフローターをねじ込み、残り3分27秒で18点差へ広げて勝負あり。3人のディフェンダーがいようと狭いスペースからステップバックスリーを放り込むなど流れを一気に引き寄せた。

「変なことがいろいろと積み重なった結果さ。全てはあの(テクニカル)ファウルを受けてからだと思う。間違いなく、あれが僕とチームに火をつけた。で、そこから僕のエナジーがバスケットへボールを沈める時間へと向かっていったのさ」。

 試合後にそう語ったカリーは、7本の3ポイント成功を含むゲームハイの33得点に5リバウンド6アシスト6スティールと大車輪の活躍。さらにポーターJr.が18得点10リバウンド2スティール、プールが17得点、アンドリュー・ウィギンズが12得点7リバウンド2ブロックをマーク。

 18勝2敗でリーグベストの戦績を残すウォリアーズは、12月1日(アウェイ)と4日(ホーム)でフェニックス・サンズと対戦することとなる。現在16連勝中と、リーグで最も勢いに乗るサンズとの2連戦は、白熱したゲームとなるに違いない。

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