2022.05.29
カール・アンソニー・タウンズ、ディアンジェロ・ラッセルというオールスター選出経験者たち、昨季ルーキートップの平均19.3得点を記録したアンソニー・エドワーズを擁するミネソタ・ティンバーウルブズだが、ここ3シーズン連続でプレーオフ出場を逃している。
だが今季は24試合を終えてウェスタン・カンファレンス9位の11勝13敗と好位置におり、ウェスト6位のロサンゼルス・レイカーズ(12勝12敗)とはわずか1.0ゲーム差と、プレーオフ出場圏内に手が届く位置にいる。
タウンズ、ラッセル、エドワーズの周囲にマリーク・ビーズリーやジェイデン・マクダニエルズ、ジャレッド・バンダービルト、ナズ・リードといった選手たちがプレーするこのチームにおいて、パトリック・ベバリーの存在も見逃せない。
キャリア10年目のベテランガードは、オールディフェンシブチームに3度選ばれた実績を持ち、タフで粘着気質なディフェンスでこれまで何度も相手選手を苦しめてきた。
現在、ベバリーは左内転筋を痛めたことで離脱しているものの、『The Athletic』によると、ウルブズはこの33歳のベテランの貢献を評価しており、今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるベバリーと延長契約について急ぎの話し合いの場を持ったという。
ここ数年、ディフェンシブレーティングでリーグ下位に沈んでいたウルブズだが、今季はディフェンシブレーティングで堂々リーグ8位(106.2)を残しており、相手チームのフィールドゴール成功率を43.9パーセント(リーグ7位)、3ポイント成功率に至っては32.5パーセントでリーグ3位という見事な数字を残している。
ウルブズはシーズン序盤に6連敗を喫していたものの、11月中旬には5試合連続で100失点未満に抑えるなど5連勝を飾っており、チームとして粘り強さを見せている。今後もディフェンスが安定してくれば、来夏のFA戦線を前に、ベバリーと延長契約を結ぶことになるかもしれない。
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