2022.01.25
「俺たちがどんなチームなのかを見せつけることができた。すごく危険なチームなんだとね。俺たちはこれまでゲームを締めくくることができていなかった。でも今夜はそれができたんだ」。
11月13日(現地時間12日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦で、ミネソタ・ティンバーウルブズは第3クォーターに40-12と圧倒し、107-83で勝利を収めたことで連敗を6でストップ。この試合で11得点7リバウンド4アシストをマークしたパトリック・ベバリーは試合後にそう語り、チームとして勝ち取った白星を喜んでいた。
このチームにはカール・アンソニー・タウンズ、ディアンジェロ・ラッセルというオールスター選出経験のある2選手のほか、昨季ルーキートップの平均19.3得点をマークしたアンソニー・エドワーズという期待の若手もいる。
レイカーズ戦こそ今季初の1ケタ得点(9得点)に終わるも、公称193センチ102キロと筋骨隆々の身体を持つ20歳は14日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では敗れたもののチームトップの21得点9リバウンドと活躍。
この試合を終えて、平均24.1得点はリーグ12位という好成績。堂々チームトップであり、同6.3リバウンド3.3アシスト1.4スティールという好成績を残している。
昨季ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)が新人王を獲得したことで、新人王という称号を手にすることができなかったものの、14日に『NBA.com』へ掲載されたインタビューで「別に気にしてない。メロ(ボール)が手に入れたんだから僕はうれしいよ。僕らのドラフト組は豊作にはならないだろうと言われていた。僕は獲得できなかったけど、そのことで思い悩んだりはしなかった」と話している。
2020年のドラフト全体1位指名となったエドワーズが掲げる野望、それはもっともっと高いゴールだった。「僕はMVPになるために努力している。だから新人王については本当に心配していないんだ」と語っている。
ウルブズのトップスコアラーは、11日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でキャリアハイの48得点をマーク。これはステフィン・カリー(ウォリアーズ)が9日のアトランタ・ホークス戦でたたき出した50得点に次ぐ今季リーグ2位の高得点。
14日終了時点で、ウルブズはウェスタン・カンファレンス12位の4勝8敗。MVPを獲得するためには個人成績だけでなく、所属チームに数多くの白星をもたらすことが絶対条件となる。
そのため、エドワーズが目標をクリアするためのハードルは高いものの、20歳のスウィングマンがいつかNBAという舞台で最優秀選手賞を獲得できる日が訪れることを期待して待ちたいところだ。
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