2021.12.09

ルカ・ドンチッチ「オフにちょっとリラックスしてしまった。いやしすぎたのかも」

コンディション向上を誓ったドンチッチ[写真]=Getty Images
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 ダラス・マーベリックスルカ・ドンチッチは、昨季プレーオフ1回戦でロサンゼルス・クリッパーズに最終第7戦で敗れた後、スロベニア代表チームに合流。

 オリンピック最終予選を勝ち上がり、同国史上初のオリンピック出場を決め、東京オリンピックに臨むと、グループラウンドでアルゼンチン代表、日本代表、スペイン代表をなぎ倒して3戦負けなしで突破。

 準々決勝でドイツ代表を下したものの、準決勝でフランス代表に惜敗。3位決定戦でもオーストラリア代表に敗れたとはいえ、4位という好順位で初のオリンピックを終えた。

 そのけん引役となったのがドンチッチだった。大会平均32.7分23.8得点9.7リバウンド9.5アシスト1.2スティール1.0ブロックの大暴れを見せていた。

 今夏マブスとマックス額で延長契約を結んだドンチッチは、ジェイソン・キッド新HC(ヘッドコーチ)の下で意気揚々と開幕を迎えたものの、チームはここまで11勝12敗でウェスタン・カンファレンス7位。

 ここ10戦で8敗と調子を落としており、12月8日(現地時間7日、日付は以下同)のブルックリン・ネッツ戦に敗れた後、ドンチッチは「皆が僕についてイエスかノーか、話すんだろうね。僕は向上しなきゃいけないということは分かっている」と口にしていた。

 8日終了時点で、ドンチッチは平均25.5得点7.9リバウンド8.5アシスト1.1スティール。昨季(同27.7得点8.0リバウンド8.6アシスト1.0スティール)と比較しても大差はないのだが、フィールドゴール成功率44.4パーセントはここ3シーズンで最も低い。

 ドンチッチの公称サイズは201センチ104キロ。だが『ESPN』によると、ドンチッチはトレーニングキャンプに2年連続で118キロ超えで現れたという。

 体重過多、コンディションの問題について聞かれた22歳は「この夏は長かった。オリンピックがあったから、3週間のオフをとったんだ。そこでちょっとリラックスしてしまった。いやしすぎたのかもしれない。正しい状態にまで戻さないといけない」とコメントを残している。

 マブスがここから順位を上げて、3シーズン連続でプレーオフへと駒を進めるためにはこの男の大車輪の活躍が不可欠なのは間違いない。ドンチッチが今後良好なコンディションを手にし、キープすることができるのか、注目していきたいところだ。

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