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いまだコート上に姿を現すことのない、ベン・シモンズ。所属のフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの摩擦は解消の目処が立たず、両者は復帰に見切りをつけ、今冬のトレードに向けて水面下での交渉を続けている。
しかし、シモンズが現在、シクサーズとの契約下にある事実は変わらない。2016年のドラフト1位は、球団との契約違反により、時間の経過と共に罰金処分が課せられている。
『CBC Sports』のマイケル・KBによると、シモンズの罰金額が遂に1000万ドル(約11億5000万円)を突破したという。
Ben Simmons has officially surpassed $10 million in fines from the #sixers this season.
— Michael K-B (@therealmikekb) December 31, 2021
シモンズの今シーズンのサラリーは、約3300万ドル(約38億円)。すなわち、これまでの累計罰金総額は早くもサラリー全額の30パーセントに到達しつつある。
ESPNのボビー・マークスが昨年10月に公表した情報によると、同選手は開幕前のエキシビションマッチとレギュラーシーズンの合計20試合で1試合につき22万7000ドル(約2600万円)、以降は1試合につき30万ドル(約3500万円)の罰金処分がそれぞれ課せられている。シクサーズはすでにレギュラーシーズン35試合を消化済みで、これまでの処分が積もりに積もって、いよいよ大台突破が目前となっている。
シモンズの契約金は、シクサーズの今シーズンのサラリーキャップ全体の21パーセントを占めている。ビッグネーム不在でありながらもイースタン・カンファレンスでプレーオフ圏内を死守している同球団にとって、ポストシーズンでさらなる飛躍を遂げるためには“不良債権”を賢く換金したいところ。
トレード候補として名前が挙がっているリラード[写真]=Getty Images
『Bleacher Report』のライターを務めるジェイク・フィッシャーは先日、シクサーズが考慮しているシモンズとのトレードリストに含まれる24〜30選手の一部詳細を公表しており、そのなかにはデイミアン・リラード、ジェームズ・ハーデン、ブラッドリー・ビール、ジェイレン・ブラウン、シェイ・ギルジャス・アレキサンダーらの名前があることを明かした。
一方、3度のNBAオールスターは、遠距離で交際を続けていた英人気TV司会者のマヤ・ジャマと婚約が報じられたばかり。プライベートでの吉報に続くべく、選手としてもそろそろ仕事を再開したいところだろう。
According to https://t.co/2uxAzVu0lK, Ben Simmons is now engaged to Maya Jama
Congrats to Ben 💪 pic.twitter.com/vN9Vd8LU83
— NBA Central (@TheNBACentral) January 1, 2022
しかし、日を追うごとに噂の内容が変化するのは、シクサーズの希望とマッチするプランが存在しないということか。今冬のトレードデッドラインは、2022年2月11日(現地時間10日)。それまでに、シクサーズとシモンズは両者にWin-Winの決断を下すことができるのだろうか。
文=Meiji