2022.01.25

ドレイモンド・グリーン不在のウォリアーズ、デッドラインに向けてセンターの補強は不要?

グリーンの離脱後、ウォリアーズは4勝4敗[写真]=Getty Images
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 今季開幕20試合を18勝2敗で突っ走ったゴールデンステイト・ウォリアーズは、ここ8戦で4勝4敗と成績を落としている。

 その要因として真っ先に挙がるのはディフェンシブアンカーでヴォーカルリーダーでもあるドレイモンド・グリーンの不在。複数のポジションをガードしつつ、カバーに入って相手のポゼッションを消していくベテランがいないことは、やはり大きな影響を及ぼしている。

 ウォリアーズは213センチのジェームズ・ワイズマンがケガのためまだ出場できておらず、グリーンもケガによって離脱しているため、ケボン・ルーニーネマニャ・ビエリツァ、あるいはオットー・ポーターJr.で乗り切っているのだが、センターのポジションへ新たに誰かを加えることはないようだ。

 1月25日(現地時間24日、日付は以下同)に『The Athletic』へ掲載された記事によると、ウォリアーズは2月11日のトレードデッドラインまでにセンターを補強するプランはなく、外部からのヘルプではなく自チームのオフェンス、ディフェンスのシステムを知る選手たちを起用していくことに重点を置いているという。

 ウォリアーズはワイズマンを含めて本契約15、2ウェイ契約2の計17名のロースターが契約下にいる。そのため、複数の選手たちが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りでもしない限り、新たに契約するためには誰かをウェイブ(放出)する必要がある。

 24日を終えた時点で、ウォリアーズはウェスタン・カンファレンス2位の34勝13敗。リーグ全体でも2位という好位置にいるのだが、このチームが新たなセンターを求めていない理由の1つは、ルーニーとビエリツァという2人のセンターが今季47試合のフル出場をしていることだろう。特にルーニーは平均20.7分6.2得点7.2リバウンドと、いずれも自己最高級の成績を残している。

「僕はこれまでで一番調子がいい。数年前だったら、2連戦や20分以上プレーできていたかどうかも分からない。でも今の僕はすごく調子がいいし、自信もある。自分の身体の反応も最高にいいんだ」と25歳のビッグマンは語っている。

 もしルーニーやビエリツァが長期離脱ともなれば、ビッグマン獲得に向けて動き出すかもしれないが、彼らが健康体を維持している限り、ウォリアーズが新たに戦力補強を断行することはなさそうだ。

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