2022.02.07

カリーが見せた粋な計らい…自身を待つ約40人のファン全員へサインをプレゼント

名実ともにリーグトップクラスのシューターであるカリー[写真]=Getty Images
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 ゴールデンステイト・ウォリアーズステフィン・カリーは現代のNBAを象徴するプレーヤーの1人。圧倒的なシュート力とハンドリングを武器に、世界中のファンを魅了しているリーグ屈指のポイントガードだ。

 その実力もさることながら、彼の人気を裏付けるような場面が先月末に見られた。1月26日(現地時間25日)にウォリアーズはホームでダラス・マーベリックスと対戦。試合は130-92でウォリアーズが快勝し、カリーは18得点9リバウンド7アシストとオールラウンドな活躍を見せている。

 ゲームの後、カリーはカリフォルニア大学バークレー校女子バスケットボール部所属のジェイダ・カリー選手と対面。今シーズン、ジェイダはPac12(米西部の大学12校から成るカンファレンス)で1試合平均得点ランキング首位を走っているが、そのことを応援してかカリーはサイン入りのユニフォームを贈った。また写真撮影も行うなど、丁寧なファン対応を見せている。

 しかし、こうした出来事はカリーにとって日常のようだ。現地スポーツ放送局『NBC Sports』によると、ウォリアーズのスティーブ・カーヘッドコーチが「2月2日のサンアントニオ・スパーズ戦前に、カリーは自身を待っていたファン全員分のサインを書いた」と明かしたという。この日のスパーズ戦、カリーはコートでプレーすることはなかった。

「バスの向かいの縁石周辺にはおそらく40人ほどがいたと思うけれど、彼はいつもより早く宿を出発して、すべての人にサインを書いたんだ」

 カーHCは続けてこうも語っている。「自身を目当てにチケットを購入した人が大勢いると理解していたんだろうね。その日に出場しないとしたら、その人たちはひどく落胆することになる。だから彼はサインをして、ファンと交流を図ったのさ」。

 自身は欠場となったが、その分ファンを喜ばせたいと考えて行動に至ったのだろう。彼の人気の理由がうかがえる一幕であったが、サインをゲットしたファンたちはより一層彼への愛が深まったはずだ。

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