2022.03.09
2月27日(現地時間26日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、チーム練習へ参加した。
今季4年ぶり通算4度目のオールスターに選ばれたフォワードは、ここまで平均7.9得点7.6リバウンド7.4アシスト1.4スティール1.2ブロックに加えて、キャリアハイのフィールドゴール成功率53.7パーセントを記録している。
だがウォリアーズのヴォーカルリーダーは1月6日のダラス・マーベリックス戦を最後に、ふくらはぎの張りのため戦線離脱。クレイ・トンプソンの復帰戦となった10日のクリーブランド・キャバリアーズ戦のティップオフこそ登場したものの、腰の椎間板を痛めたこともあり、1か月半以上も欠場が続いていた。
オールスターゲームが開催された21日、ウォリアーズの屋台骨は復帰までにもう3、4週間かかるかもしれないと話していたことから、この男がコートへ立つのは3月中旬から下旬になる見込み。
27日にシューティングドリルなどいくつかのメニューをこなし、チームへ戻ってきたベテランについて、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「彼のエナジーがジムに戻ってきたのはいいことだ。フィジカル面ではすごく良く見えた。彼にとって非常にポジティブな一歩になった」と話している。
復帰までまだまだ時間を要するものの、離脱していた期間にジムで鍛えたことで、グリーンは「今の俺はこれまでで一番強靭だ。…この6週間というもの、俺はただウェイトルームにいて、1日に4、5時間鍛えていたからな」と自信を見せていた。
ウォリアーズは27日終了時点で43勝17敗。フェニックス・サンズ(49勝11敗)に次いでウェスタン・カンファレンス2位かつリーグ2位という好位置におり、3シーズンぶりのプレーオフ出場が確実視されている。
今後NBAはレギュラーシーズンが4月11日に幕を下ろし、13日から16日にかけてプレーイン・トーナメント(各カンファレンス7位から10位のチームが参戦)、そして17日に今季のチャンピオンシップをかけたプレーオフがスタートする。
「俺が健康だと感じられたら、すぐにでもコートへ戻るさ。それがプレーオフ前なら最高だ。残り15試合なら申し分ない。残り10試合でもやってやるさ。残り5試合ならそこでやっていかなきゃな」とグリーン自身が話していたことから、3月下旬までの復帰をゴールとしているようだ。ステフィン・カリー、トンプソン、アンドリュー・ウィギンズやジョーダン・プールといったタレントを豊富にそろえるウォリアーズだが、プレーオフを勝ち上がってチャンピオンシップを勝ち取るためにはグリーンの活躍が不可欠。
グリーンが復帰し、ジェームズ・ワイズマンも戻ってくれば、ウォリアーズはベストメンバーを形成することとなる。その布陣でプレーオフを前に数試合をこなすことが、現時点における最高のシナリオと言えるだろう。
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