2022.03.22

両輪不在でヒートを下したシクサーズのマクシー「どんな状況であろうと関係なく…」

ゲームハイの28得点を奪ったマクシー[写真]=Getty Images
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 3月22日(現地時間21日、日付は以下同)に行なわれたイースタン・カンファレンス首位決戦は、フィラデルフィア・セブンティシクサーズがマイアミ・ヒートを113-106で下した。

 もっとも、この日シクサーズは平均29.8得点11.3リバウンド4.3アシスト1.1スティール1.4ブロックを誇るジョエル・エンビード(背中)、同22.4得点7.0リバウンド10.5アシスト1.5スティールを残すジェームズ・ハーデン(休養)が欠場。

 そうしたなか、2年目の若手タイリース・マクシーが試合時間残り約3分で2点リードの場面から、3ポイント2本を含む9連続得点でヒートを突き放して勝利の立て役者となった。

「どんな状況であろうと関係なく、僕はいつだって楽しんでやるようにしている。朝起きて、生計を立てるためにバスケットボールをプレーしている。最高なことさ。コートに足を踏み入れるまで、どんな日であろうとどんな時であろうと、楽しんでやっていくのさ」。

 試合後にそう語ったマクシーは、ゲームハイの28得点に5リバウンド4アシストの大暴れ。さらにシェイク・ミルトンが20得点5リバウンド6アシスト、フルカン・コルクマズが18得点6リバウンド、ジョージ・ニアンが15得点4リバウンド4アシスト、トバイアス・ハリスが14得点8リバウンド6アシストで続いた。

「フィラデルフィアに集まった観客たちは、(スタッツ)シートを見てもソールドアウトになっている。2人のスーパースターがいないのに集まってくれるのは最高なことさ」とマクシーはファンへも感謝を口にしていた。

 これには敵将エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)も「マクシーはすばらしいプレーだったね。我々がどんなことをやっても、仕組みを用いても、誰がついていようと彼は思いどおりにやっていた」と称えていた。

 伏兵の大活躍によって、シクサーズは44勝27敗となり、イースタン・カンファレンス2位を堅持。1位のヒート(47勝25敗)とのゲーム差を2.5まで縮めている。

 これでシクサーズは今季ヒートとの直接対決を2勝2敗で終えており、約1か月後のプレーオフに向けて大きな収穫となった。

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