2022.02.26

シクサーズデビュー戦を勝利で飾ったハーデン「俺はベストなチームメートの1人」

シクサーズデビュー戦で大活躍したハーデン[写真]=Getty Images
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 2月26日(現地時間25日、日付は以下同)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、11日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ加入したジェームズ・ハーデンが待望のデビューを飾った。

 先発出場した32歳のオールスターガードは、左サイドからクロスオーバーで相手を抜き去ってレイアップを決めて“シクサーズ初得点”を奪うと、オフボールムーブで右コーナーからキャッチ&シュートの3ポイントを成功。さらには得意のフローター、シグネチャームーブのステップバックスリーも決め切った。

 また、プレーメイカーとしてオープンコートやハーフコートで素早くかつ鋭いパスでショットや3ポイントをアシストしたり、速いパス回しでファストブレイクを演出するなど持ち味を発揮。

 ハーデンは約35分に出場し、27得点8リバウンド12アシストをマーク。出場時間帯における得失点差では両チーム最多のプラス35をたたき出し、シクサーズが133-102でウルブズに勝利を収めた。

 シクサーズではハーデンのほか、ジョエル・エンビードがゲームハイの34得点10リバウンド、タイリース・マクシーが28得点4スティール、マティス・サイブルが11得点7リバウンド3スティールを記録。

 チーム全体で30アシストを残し、ショット全般も高い成功率で沈めたシクサーズ。ハーデンは「俺たちはアンセルフィッシュで、勝ちたいだけなんだ」と切り出し、こう続けた。

「このチーム全員が、コート上でそう感じている。俺の仕事はこのチームの皆へ何かをもたらすことなんだ」。

 ハーデンとの初共演を終えたエンビードは笑顔を見せながら「これこそ俺が期待していたものなんだ。俺はこれまでの人生で、今夜のようなワイドオープンになることはなかった。いや本当に、パスもそうだし、ついにやって来たって感じかな」と新たな相棒を称えていた。

 2012年11月のヒューストン・ロケッツのデビュー戦(37得点6リバウンド12アシスト4スティール)、昨年1月17日のブルックリン・ネッツのデビュー戦(32得点12リバウンド14アシスト4スティール)に続いて、シクサーズデビュー戦でも27得点8リバウンド12アシストをマークしたことで、ハーデンはNBA史上初となる、異なる3つのフランチャイズのデビュー戦で25得点12アシスト以上という快挙も達成。

「どうしてか分からないね。それはメディアが伝えてることだしね。俺としては、自分がベストなチームメートの1人という気がしている。コート内外でね。最近起きた状況だけでなく、どんなことが起ころうと、俺がダメなチームメートってことじゃない。俺としては、自分のキャリアでベストなこと、求められていることをやっているだけ」。

 ハーデンはそう語り、新天地デビュー戦を終えた。イースタン・カンファレンス3位のシクサーズ(36勝23敗)が、今後どこまで成績を伸ばしていくのか、注目を浴びることは間違いない。

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