2022.03.31

バックス相手に惜敗したシクサーズ…エンビードが語ったターニングポイントとは?

バックスの選手たちに囲まれるエンビード[写真]=Getty Images
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 今季のフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、MVP候補に挙がるビッグマンのジョエル・エンビード、リーグ最高級の実力者ジェームズ・ハーデンを擁し、1983年以来となる王座獲得を見据えている。

 もっとも、3月28日(現地時間27日、日付は以下同)にはフェニックス・サンズに104-114、30日のミルウォーキー・バックス戦では116-118と、昨季NBAファイナルへと勝ち進んだチーム相手に勝ち切ることができなかった。

 エンビードはサンズ戦で37得点15リバウンド3スティール2ブロック、バックス戦でも29得点14リバウンド7アシストと活躍。ハーデンはサンズ戦でフィールドゴール成功率わずか18.2パーセント(2/11)に終わるも計14得点に7リバウンド9アシスト、バックス戦では32得点5リバウンド9アシストと、両輪は決して悪くないパフォーマンスを見せてきた。

 バックス戦は、2点ビハインドで迎えた終盤にハーデンが逆転を狙った3ポイントをミス。そのこぼれ球をエンビードが拾ってショットを狙うも、ヤニス・アデトクンボのスーパーブロックを浴びて惜敗。

「ディフェンスで何度かミスがあった。そして相手はそのミスを見逃さずに活かしていった」とハーデンは語るも、エンビードは試合のターニングポイントをこう話していた。

「ゲームの流れが本当に変わったのは、俺がベンチへ下がった時だった。第3クォーター終盤から第4クォーター序盤にかけて、相手のベストプレーヤー(アデトクンボ)が連続得点していったんだ。俺にはわからないけど、たぶん17連続得点くらいしていた。そこで俺たちはやるべきことができずに相手のランを許してしまった。彼らはその時に流れをつかんでいったんだ」。

 シクサーズは第3クォーター残り2分22秒で10点リードの場面でエンビードをベンチへ下げて、ポール・ミルサップを送り込んだ。その直後にハーデンのアシストからダニー・グリーンが長距離砲を沈めて13点差をつける。

 ところが、そこからアデトクンボがレイアップに3ポイント、レイアップ、ダンクを決めてこのクォーターを終えると、第4クォーターに入ってからもレイアップにフリースロー2本、レイアップを成功させ、15得点の集中砲火でリズムをつかんでいった。

 両チームのレギュラーシーズンにおける対戦はバックスの2勝1敗で終了。シクサーズは昨季ウェストを制したサンズ、ディフェンディング・チャンピオンのバックスに敗れた試合から学び、プレーオフへ向けてさらにチーム力を高めていきたいところだ。

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