2022.02.25
クリーブランド・キャバリアーズは、今季イースタン・カンファレンス8位の44勝38敗でレギュラーシーズンを終え、4シーズンぶりのプレーオフを目指してプレーイン・トーナメントへ臨んだ。
だが第7シードをかけたブルックリン・ネッツとの一戦を108-115で落とし、第8シードをかけて行なわれたアトランタ・ホークスとの一発勝負にも101-107で敗れたことで、惜しくもプレーオフ進出を逃した。
それでも、昨季まで3シーズン連続で勝率3割前後にとどまっていたキャブズは今季53.7パーセントと勝ち越しに成功。ダリアス・ガーランドとジャレット・アレン(代替選出)という2人のオールスター選手を送り出したほか、エバン・モーブリーが新人王、ケビン・ラブが最優秀シックスマン賞のファイナリスト(最終候補)にそれぞれ名を連ねており、十分合格点を与えられるシーズンだったと言えるだろう。
4月20日(現地時間19日、日付は以下同)。キャブズのバスケットボール運営部門代表のコービー・アルトマンは、シーズン終盤になって失速し、最終的にプレーオフ進出を逃したことを悔やんだ。それでも「多くの理由で特筆すべきシーズンだった。我々は楽しみにしている。このチームの未来を本当に楽しみにしている」と期待を寄せていた。
ラブ、アレン、キャリス・ルバート、ラウリ・マルッカネン、ジェド・オスマン、モーブリー、ガーランド、アイザック・オコロは来季も契約下におり、今夏はラジョン・ロンドが制限なしフリーエージェント(FA)、そしてコリン・セクストンが制限付きFAとなる。
昨季チームトップの平均24.3得点を残したセクストンだったが、昨年11月上旬に左ひざの半月板を断裂してしまい、今季はわずか11試合の出場で平均16.0得点に終わった。
セクストンは現状について「日に日に良くなっていると感じているよ。100パーセントの自分になれるのはわかっている。僕は自分自身に自信を持っているから、(復帰できることを)本当に楽しみにしている」と17日に話しており、来季以降もキャブズでプレーすることを望む発言もしていた。
「僕はここ、クリーブランドにいたい。この組織が大好きだし、チームメートたちのことも大好きなんだ。何が起ころうと、僕にとってクリーブランドは本当に良い場所さ。この勝利しているカルチャーの一員であり続けたい」。
キャブズのフロントは、今夏大きな決断を下すことが予想されている。セクストンとの再契約に加え、ガーランドが延長契約を締結できる資格を手にし、来季終了後に契約が満了するルバートとも延長契約を結ぶことが可能だからだ。
来季こそプレーオフへと返り咲き、覇権争いへ参戦できるチームとなるべく、キャブズが重要なオフシーズンを迎えていることは間違いない。
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