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5月16日(現地時間15日、日付は以下同)に行なわれたフェニックス・サンズとのウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第7戦。ダラス・マーベリックスは敵地ながら、サンズを123-90という思わぬ大差でねじ伏せて4勝3敗でシリーズを制した。
この試合、マブスではルカ・ドンチッチが35得点10リバウンド4アシスト2スティール、スペンサー・ディンウィディーが30得点、ジェイレン・ブランソンが24得点6リバウンドをマーク。
今季からマブスの指揮官へ就任し、見事カンファレンス・ファイナルへと導いたジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は、この試合をこのように振り返っている。
「我々は信じている。今夜それを見せつけたのさ。だがこの旅路を切り抜けなければならない。私は何かレッテルを貼られることが嫌いでね。どこまで勝ち上がれるかなんて、自分たちでさえ分からないんだ。そのために彼らと対戦しなければならないのさ」。
第7戦を迎えるにあたり、サンズとマブスによるシリーズはいずれもホームチームが勝利していたこともあり、戦前はサンズ優勢だったことは言うまでもない。
「誰も我々にチャンスをくれなかった。多くの人たちがブロウアウトになるだろうと言っていた。まぁ、その点で彼らは正しかった。だが彼らは我々が勝利する側になるとは見ていなかった」とキッドHC。
シリーズ平均32.6得点9.9リバウンド7.0アシスト2.1スティールと大暴れを見せたドンチッチを中心とした布陣で、今季リーグベストの戦績を残したサンズを撃破したマブス。記者から大一番となった第7戦であろうと選手たちへ細かく指導しないことについて聞かれたキッドHCは「厳しく指導することなど何もない。私は選手たちのことを信頼しているからね。それにこのシーズンを通じてずっと話し合ってきた。前任のコーチ(リック・カーライル/現インディアナ・ペイサーズHC)だったら2-0あるいは4-0のランでもすぐさまタイムアウトを取っていただろう。私は選手たちに対処してほしいんだ。それはいつもと変わらないことだ」と話し、選手たちへの信頼度の高さを語っていた。
マブスがウェスト決勝で対決するのはゴールデンステイト・ウォリアーズ。19日からスタートするNBAファイナル進出をかけたシリーズに向けて、マブスの指揮官は選手たちやコーチングスタッフ陣と話し合い、入念な準備をしているに違いない。
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