2022.06.15

モントレズ・ハレルが薬物所持で起訴…州法では1年から5年の禁固刑+罰金

薬物所持が発覚したハレル[写真]=Getty Images

 昨シーズンの後半をシャーロット・ホーネッツで過ごしたモントレズ・ハレルは、来月のリーグの年度更新にともない、無制限フリーエージェントになる。平均2ケタ得点が期待できるシックスマンは、セカンドユニットのクオリティを高めたい球団にとってこれ以上にない存在であり、さまざまな球団が契約の可能性を検討していると思われる。

 しかし、そんな矢先に、同選手に関連するネガティブなニュースが報じられてしまった。地元紙『シャーロット・オブザーバー』によると、2020年のシックスマン賞は先月、リッチモンドで警察官から停止を求められた際に、薬物所持が発覚したという。

 ジェシー・オーエンス警察官は報告書の中で、ハレルが運転していた2020年式のホンダ・パイロットがほかのクルマと過度な接近があったため、停車を要求したと述べている。その後、オーエンスは聴取時にマリファナの臭いを確認。それについて問いただすと、28歳のセンタープレーヤーは着用していたスウェットパンツから、少量のマリファナを取り出したという。そして、ハレルがレンタルしたと主張するクルマの車内を捜索すると、オーエンスは後部座席のバックパックから、真空パックに入った3ポンド(1360グラム)のマリファナを発見した。

 調査の結果、ハレルは5ポンド未満のマリファナ所持により起訴。罪状は、ケンタッキー州の初犯のD級犯罪にあたり、1年から5年の禁固刑と1000ドル(約13万5000円)から1万ドル(約135万円)の罰金に処される見込みだ。

 ハレルは今年3月、イシュ・スミスらを含むトレードにより、ワシントン・ウィザーズからホーネッツへと移籍。持ち前のエナジーは新天地でもカンフル剤へと変換され、1試合平均21分間の出場で11.4得点、4.9リバウンド、2.0アシストのスタッツを残している。

 アメリカでは一部地域でマリファナが合法化されているものの、プロアスリートとしてのあり方に球団関係者は嫌悪感を示すに違いない。果たして、今回の報道がトレード市場にどのような影響をもたらすのだろうか。

文=Meiji

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