2023.07.19
6月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ニューヨーク・ニックスがアレック・バークス、ナーレンズ・ノエル、ドラフト2巡目指名権2本(2023、24年)と600万ドル(約8億1600万円)をデトロイト・ピストンズへ譲渡したと『ESPN』が報じた。
この動きによって、ニックスは1900万ドル(約25億8400万円)のコストカットに成功し、キャップスペースに約3000万ドル(約40億8000万円)もの空きを作り出すことに成功した。
今夏のフリーエージェント(FA)戦線で、ニックスはダラス・マーベリックスのジェイレン・ブランソンの獲得に動くことが予想されており、4年約1億1000万ドル(約149億6000万円)の高額契約を提示することが可能になったと同メディアが報道。
マブスでキャリア4シーズン目を終えたブランソンは、今季ルカ・ドンチッチに次ぐプレーメイカー兼スコアラーとして台頭し、プレーオフでウェスタン・カンファレンス・ファイナル進出を果たしたチームで貴重な働きを見せていた。
一方のピストンズは、先日行なわれたドラフトの1巡目全体5位でガードのジェイデン・アイビー(パデュー大学)、同13位指名のビッグマン、ジェイレン・デューレン(メンフィス大)をトレードで獲得。
ケイド・カニングハムやサディック・ベイといった若手タレントを抱えるチームにおいて、ガードのバークス、ビッグマンのノエルは良い手本かつメンター(助言者)になることが期待できる。
キャリア11シーズンを誇る30歳のバークスは、今季平均11.7得点4.9リバウンド3.0アシスト1.0スティールに3ポイント成功率40.4パーセント(平均1.9本成功)を記録。キャリア8シーズン目を終えた28歳のノエルは今季、ケガのため25試合の出場にとどまったものの、平均3.4得点5.6リバウンド1.2スティール1.2ブロックを残した。
両選手は来季契約こそあるものの、翌2023-24シーズンの契約は共にチームオプションのため、ピストンズにとって決してハイリスクな動きではないと言っていい。彼らが若手主体のチームをサポートできれば、むしろプラスに働くことになるかもしれない。
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