2022.07.23

今夏ニックス入りしたブランソン「どんなことがあろうと、僕は同じ人間であり続ける」

今夏に大型契約を結んでニックス入りしたブランソン[写真]=Getty Images
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 今夏注目のフリーエージェント(FA)として注目を浴びていたジェイレン・ブランソンは、ニューヨーク・ニックスと4年1億400万ドル(約141億4400万円)の高額契約に合意。

 ニックスは7月13日(現地時間12日、日付は以下同)にブランソンとの契約を正式に発表。今季はエバン・フォーニエRJ・バレットジュリアス・ランドルミッチェル・ロビンソンと共にスターターとして出場するというのが大方の予想となっている。

 キャリア4シーズン目の昨季、25歳のスコアリングガードはダラス・マーベリックスで平均16.3得点3.9リバウンド4.8アシストをマーク。そしてプレーオフではルカ・ドンチッチに次ぐ2番手スコアラーとして大活躍し、カンファレンス・ファイナル進出に大きく貢献した。

 とはいえ、オールスター選出経験はなく、かといってチームのトップスコアラーでもない男と高額な契約を結んだことで、ニックスは“いくらなんでも払い過ぎ”だと批判する声があるのも事実。

 そんななか、23日に元チームメートのJJ・レディックらがホスト役を務めるポッドキャスト番組「The Old Man & The Three」へ出演したブランソンは「そのことを知らないなんてことはない。見るなと言う方が不可能なこと」と認めつつ、自身の現状をこう話していた。

「このクラブでこんな機会を手にすることができて光栄だ。それがどんな数字であろうとね。でも数字は関係ないんだ。(大型契約をしたからといって)僕は何も変わることはない。この条件で合意した日から、それまでと同じように、僕は練習に励んでいる。ウェイトリフティングやシューティングをしている」。

 ニックスは一昨季にイースタン・カンファレンス4位の41勝31敗を残して8シーズンぶりにプレーオフ進出を飾るも、昨季はイースト11位の37勝45敗に終わり、プレーイン・トーナメントにもたどり着くことができずにシーズンを終えた。

 そのため、今季年俸でランドルを抜いてチームトップに君臨するブランソンには大きなプレッシャーがかかるのだが、当の本人は自信をのぞかせていた。

「合意したその日から僕はそれまでと全く同じなんだ。自分で出番をつかんで、結果は後からついてくる。僕はいつだってそうやってきた。それを変えるつもりはない。悩まされたりもしないね。どんなことがあろうと、僕は同じ人間であり続ける。何が起ころうと、誰がなんと言ってこようとね。僕はそういったこと(批判など)を気にしすぎたりはしないよ」。

 ニックスにはランドル、バレットという昨季平均20.0得点以上を残したスコアラーがおり、フォーニエというベテランもいるだけに、プレーメイカー役を務めるブランソンのスタッツは昨季からダウンするかもしれない。

 それでも、ニックスという名門を数多くの勝利へ導くべく、新天地でブランソンの新たな挑戦が始まろうとしている。

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