2022.08.07

ヒートのロビンソンがヤニスとの対戦を語る「自分がどうすりゃいいのか分からない」

ロビンソン(左)とアデトクンボ(右)[写真]=Getty Images
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 8月4日(現地時間3日)にYouTubeへ公開されたポッドキャスト番組「Road Trippin’」へ、マイアミ・ヒートのダンカン・ロビンソンがゲストとして登場した。

 ドラフト外でヒートへ入団し、2018-19シーズンからプレーを続ける28歳は、201センチ97キロとNBAでは平均的な体格を持つものの、決して身体能力で他を圧倒するタイプの選手ではない。

 それでも、オフボールでスクリーンやカットを繰り返して動き回り、クイックリリースの長距離砲で一気に仕留めるシュート力を持つロビンソンは、昨季までのキャリア4シーズンで平均27.7分11.9得点2.9リバウンド1.5アシストに3ポイント成功率40.6パーセント(平均3.2本成功)というスタッツを残している。

 番組内で、ロビンソンはリーグに入ってから“なんだコイツは?”と思わせた選手は誰かと聞かれ、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボを挙げていた。

「真っ先に浮かんだのはヤニスだね。彼にはメンタリティ、それにあのサイズ(公称211センチ109キロ)と長さがあるから、何回かのポゼッションで、どこでどうすべきなのか分からないね。もう確実に、自分がどうすりゃいいのか分からないんだ。しかも、彼は毎年何かを少し磨き上げて(コートへ)戻ってきている」。

 センター並みのサイズと驚異的な身体能力を兼備するアデトクンボは、3ポイントラインから1ドリブルしてから大きなストライド(歩幅)を駆使してリングまで到達してしまう。

 ロビンソンがNBA入りした18-19シーズンは、アデトクンボにとって初のMVPを獲得したシーズンであり、ヒートとは20、21年と2年連続でプレーオフでも激突してきた。

 27歳のアデトクンボは、現在4シーズン連続でオールNBAファーストチーム、オールディフェンシブファーストチームに選ばれており、毎年MVP候補に挙がるリーグ最高級の選手。ロビンソンのようなアウトサイドからのシュート力こそないものの、NBA入りから身体を鍛え上げて強靭な肉体を手にしており、シュート力も向上させているだけに、今季もバックスを引っ張ることが期待されている。

 ロビンソンにとって、アデトクンボは自身よりも大きいうえに速くて強いということなのだろう。画面で観ている以上に、実際のコートに立って対戦している選手たちはそのすごさを感じているに違いない。

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