2022.10.18
2020-21シーズン。スペインのレアル・マドリードからデンバー・ナゲッツへ加入したファクンド・カンパッソは、昨季まで2シーズンをプレーし、計130試合(うち先発は23試合)に出場して平均20.1分5.6得点1.9リバウンド3.5アシスト1.1スティールを残した。
だが昨季はオールスター後に平均8.0分と出番が激減。プレーオフでも出場4試合で平均3.4分に終わってしまい、現時点で今季の所属先が決まっていないフリーエージェント(FA)となっている。
31歳のポイントガード(PG)は、アルゼンチン代表の司令塔も務めており、2019年のFIBAワールドカップでは平均13.3得点4.2リバウンド7.8アシスト1.9スティールをたたき出し、銀メダル獲得に大きく貢献。
8月21日(現地時間20日)に『LA NACION』へ公開された記事のなかで、カンパッソは今季以降もNBAでプレーしたいという思いを語っていた。
「僕はここにいたい。自分がベストな時であれば、チームが自信を与えてくれれば、僕は(コート上で)やり合えることを示せたと思っている。僕はローテーションの一角だと感じている。実際、1年目はプレーオフで最後の試合を除けば全試合でスターターだったし、レギュラーシーズンでもたくさん出場してきた」。
一昨季。ナゲッツはチーム2番手の得点源ジャマール・マレーがケガのため戦線離脱すると、カンパッソは先発起用され、プレーオフではカンファレンス・セミファイナル進出に貢献。
だが昨季はマレーが全休も、モンテ・モリス(現ワシントン・ウィザーズ)が先発PGへ定着したこともあって出番が減少していった。
「(古巣の)レアル・マドリードには戻らないとは言ってない。僕が言いたいのは、自分の姿勢とエナジーはNBAにフォーカスしているということ。それが僕の第一希望だ」とカンパッソはNBAでプレーすることを望んでいた。
はたして、カンパッソは約2か月後に迫った今季開幕を前にNBAチームと契約を結んでプレーすることができるのか。観客を魅了するハンドリングやパスさばきをこなす男の動向に注目していきたい。
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