2022.09.30

ジャパンゲームズに臨むウォリアーズ…指揮官は「すばらしい、大切なチャンス」

ウォリアーズの指揮官や選手たちが取材に応じた[写真]=伊藤 大允
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 9月29日。ゴールデンステイト・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズが都内某所でチーム練習(一部公開)と囲み取材に応じた。

 両チームは30日と10月2日にさいたまスーパーアリーナで「NBAジャパンゲームズ2022」としてプレシーズンゲームを2試合行うこととなる。

 ここでは、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とステフィン・カリークレイ・トンプソンのコメントを一部紹介していきたい。

 チーム練習でも安定感抜群のフォームから美しいショットを連発していたトンプソンは、対戦相手の八村塁(ウィザーズ)について「とても才能にあふれていて、アスレティックで、シュート力も高いし、日本のバスケットボール界の未来を担っている選手だと思うから、(対戦相手として)一緒にプレーができて光栄だね」と話していた。

 トンプソンのナチュラルポジションはシューティングガード(SG)で、八村はパワーフォワード(PF)ではあるものの、特にトンプソンは複数のポジションをガード可能なスイッチディフェンダーのため、八村がコートにいる時間帯にマッチアップする可能性は十分ある。

 とはいえ、両チームともトレーニングキャンプが始まったばかり。新加入選手たちも複数いることから、この時期にレギュラーシーズン、ましてやプレーオフのバスケットボールを展開するのはさすがに酷だろう。

 それでも、ウォリアーズ指揮官は「日本で2試合できるということで、すばらしい、大切なチャンスだと考えている。長旅の遠征ではあるが、遠征というのは(チームが)団結するためにはとてもいい機会だと思っている」と、今回のジャパンゲームズをポジティブに捉えていた。

 昨季までの8シーズンで4度のチャンピオンとなったウォリアーズは、球団史上2度目の連覇を目指して今シーズンへ臨む。

 昨季4度目の優勝に加えて自身初のファイナルMVPも手にしたカリーは「まだトレーニングキャンプを終えたばかりで最初のプレシーズンゲームではあるけど、ベストを尽くそうと思っているよ。そしてアリーナの雰囲気を楽しみたいね」とウィザーズとの初戦に向けて意気込んでいた。

 ウォリアーズとウィザーズによるジャパンゲームズ初戦は、今夜19時にティップオフを迎える。両チームによる世界最高峰のバスケットボールを是非とも楽しんでいただきたい。

 文=秋山裕之

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