2022.10.19
9月30日と10月2日にさいたまスーパーアリーナで開催された「NBAジャパンゲームズ2022」で、ゴールデンステイト・ウォリアーズはワシントン・ウィザーズ相手に2連勝を飾った。
2019年以来、3年ぶり4度目の来日となったステフィン・カリーは、第1戦で13分5秒出場して6得点3リバウンド2アシスト。1日のサタデーナイトではバックコートの相棒クレイ・トンプソンとの“スプラッシュ・ブラザーズ”として3ポイントコンテストへ出場して見事優勝。
そして第2戦では16分58秒をプレーして17得点5リバウンド2アシストをマーク。3本の長距離砲を沈めるなど、2万647人でチケット完売となった会場で割れんばかりの大歓声を浴びていた。
これまでの3度はいずれもPR活動で、バスケットボールクリニックやイベントへ参加していたカリーにとって、今回は強行日程ながら日本でプレーする初の試合だった。2試合を終えたスーパースターは「もう最高だったよ。試合開始まで30、45分前のウォームアップの段階ですごい数のファンがいた。ジャパンゲームズをどれだけ楽しみにしていたかが分かったよ。日本が好きだし、もう少し長くいたかったね」とコメント。
さらに「この旅を楽しみにしていたんだ。日本が大好きだし、東京も大好きでね。もう最高の4日間になったよ」と短期間の滞在ながら3年ぶりの日本について話していた。
過密日程の日本滞在を終えたウォリアーズの選手たちやコーチ陣、チームスタッフたちは、アメリカへ帰国してレギュラーシーズンに向けてチームを作り上げていく。
日本とカリフォルニア州サンフランシスコの時差は16時間。時差ボケ対策について聞かれたカリーは「なかなか大変なこととは思うけど、これから3週間はホームで戦えるから大丈夫だと思う。4日か5日間で身体を元に戻して、試合を想定した練習をして開幕に合わせていきたいね」と話していた。
ウォリアーズは10日、12日、15日とプレシーズン3試合が組まれており、19日にロサンゼルス・レイカーズとの開幕戦があるのだが、レギュラーシーズン3戦目となる24日(いずれも日本時間)のサクラメント・キングス戦まではいずれもホーム開催のため、カリーが話したとおり、約3週間は遠征へ行かずにホームで調整することができる。
フランチャイズ史上2度目の連覇がかかる今シーズン。カリー擁するウォリアーズは依然として優勝候補の筆頭であり、彼らがプレーオフで敗れる日が来るまではチャンピオンである。
ディフェンディング・チャンピオンとして迎える今季のプレシーズン初戦で、日本へ初来日してくれたウォリアーズと日本のファンの前でプレーしてくれた選手たち、サタデーナイトなどのイベントへ参加してくれた選手たちへ感謝し、これからも彼らの動向に注目していきたい。
文=秋山裕之
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