2022.12.04
10月25日(現地時間24日、日付は以下同)を終えた時点で、2022-23シーズン開幕後に白星を手にしていないのは4チーム。イースタン・カンファレンスではオーランド・マジック(0勝4敗)、ウェスタン・カンファレンスではオクラホマシティ・サンダー、サクラメント・キングス、ロサンゼルス・レイカーズが0勝3敗を喫している。
なかでもレイカーズはレブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルック、アンソニー・デイビスというビッグ3を擁しながら、ここまで勝利できておらず、27日にデンバー・ナゲッツ、29日にミネソタ・ティンバーウルブズとのアウェーゲームへ臨む。
26日のチーム練習後、デイビスはチームの現状についてこのように話していた。
「当然、緊迫感はある。誰だって、墓穴を掘ることはしたくない。でも俺たちは落ち着きを保っていかないといけない。動揺したり、うろたえたりするわけにはいかない。それはもし自分たちが12連勝していてもだ」
今シーズンのレイカーズは、ダービン・ハム新HC(ヘッドコーチ)の下、レブロンが平均27.3得点11.0リバウンド7.3アシスト1.0スティール1.3ブロック、デイビスが同24.7得点8.0リバウンド2.7スティール2.3ブロック、ロニー・ウォーカー四世が同15.3得点3.3リバウンド3.0アシスト1.3スティール、ウェストブルックが同10.3得点6.7リバウンド4.3アシスト2.0スティールを記録。
昨シーズン、リーグ21位(113.3)に終わったディフェンシブ・レーティングはリーグ3位の104.1まで改善されているのだが、オフェンスに問題を抱えているというのが現状だ。
オフェンシブ・レーティングはリーグワーストの97.2で、フィールドゴール成功率40.7パーセントと3ポイントシュート成功率21.2パーセントでもリーグで最も低く、機能しきれていない。
それでも、デイビスは「俺たちはこの逆境が自分たちにとっていいことになると見ている。(シーズン終盤の)3月や4月ではなく、(序盤の)10月に起きていることをうれしく思う。だがショットを決めて、自分たちのディフェンスを持続していく必要がある。次の試合で勝てるようにやっていく」と前を向く。
開幕3連敗とはいえ、21日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では6点差、24日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では2点差と、レイカーズにはチャンスがあったものの、終盤の競り合いに敗れている。
「勝負どころで、俺たちのショットセレクションは本当に不十分だった。もっといいショットセレクションをしていかないといけない」と、デイビスは試合終盤のオフェンスを課題に挙げていた。
ナゲッツ、ウルブズはいずれも昨シーズンにプレーオフへ進出したチームのため、レイカーズにとっては“格上”となる。そうした難敵相手に初勝利を挙げることができるか注目だ。
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