2022.10.28

ウィザーズ指揮官が八村とクーズマの同時起用に手応え「2人の息が合ってきた」

チームメートとして2年目を迎えた八村(左)とクーズマ(右)[写真]=Getty Images
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 10月28日(現地時間27日)、ワシントン・ウィザーズウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチが練習後に行った記者会見の模様を、クラブ公式Twitterが動画で伝えた。

 26日のデトロイト・ピストンズ戦でデロン・ライトが右ハムストリングを負傷し、6~8週間の離脱になったことについて、「(ライトのケガは)チームにとっても痛い。ハイレベルなプレーでチームに貢献しており、特にディフェンス面で光っていた。長期離脱にならないことを願っている」と指揮官は心境を語った。

 ライトはクロージングラインナップのボールハンドラーも務めていたが、今後については「ウィル(・バートン)がハンドラーを務める機会もあるだろうし、当然ブラッド(ブラッドリー・ビール)にも務めてもらう。モンテ(・モリス)の責任も増えるし、デニ(・アブディヤ)もクーズ(カイル・クーズマ)もプレーメークができる。みんなで穴を埋めたいと思っている」と試合終盤の戦況に応じて柔軟に選手を起用する姿勢を示した。

 また、開幕から欠場が続いているキャリア2年目のコーリー・キスパートについては、「(復帰が)近づいてきた。今日は練習にフル参加した。明日の試合には出場しないが、48時間後に状態をチェックして今後の予定を決める」と語っており、3ポイントシュートに定評のあるキスパートが復帰を果たせば、ロスターにさらなる厚みが生まれるはずだ。

 さらに、前回試合のピストンズ戦で八村塁とクーズマの同時出場が増えたことについて聞かれると、「プレシーズン中は2人の息があまり合っていなかったと思う。今はお互いのスペーシングが良くなり、どちらかを中心にオフェンスを組み立てることもできる」と同時起用に手応えを感じているようだ。

 この試合で八村は、クーズマの速攻ダンクを鋭いパスでアシストすると、ベンチ出場から3試合連続となる2ケタ得点を挙げた。アンセルドJr.HCは「塁はペリメーターからでもポストでも、特にセカンドユニットに対してはミスマッチを誘う選手だ」と語り、相手ベンチメンバーに対しての優位性を説いた。

 3勝1敗と好調な滑り出しとなったウィザーズは、29日(現地28日)に1勝4敗と苦しむインディアナ・ペイサーズとホームで対戦する。

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