2022.12.19

ウィザーズで自己最高のシーズンを送るカイル・クーズマが今季終了後にFA選択か

今後の決断に注目が集まるクーズマ[写真]=Getty Images
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 今シーズンのワシントン・ウィザーズは、開幕17試合を終えた時点で10勝7敗と勝ち越していたのだが、11月24日(現地時間23日、日付は以下同)のマイアミ・ヒート戦を皮切りに、泥沼の9連敗に陥っている。

 12月19日のロサンゼルス・レイカーズ戦で、ハムストリングの張りのため6試合連続で欠場していたブラッドリー・ビールが7試合ぶりに出場することが発表されたものの、チームは依然としてデロン・ライト(ハムストリング)、八村塁(右足首)を欠いている。

 そんなチームを引っ張っているのは、ともに在籍2年目のクリスタプス・ポルジンギスカイル・クーズマ。ポルジンギスはここまで平均22.4得点8.8リバウンド2.6アシスト1.5ブロック、クーズマは同21.3得点7.4リバウンド3.5アシストを記録。

 両選手は来シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができるのだが、クーズマはウィザーズと延長契約はせず、今シーズン終了後にプレーヤーオプションを破棄して制限なしFAになるつもりだと『The Washington Post』が17日に報じている。

「昨年、僕はこのリーグでどれだけいい選手になれるのかを味わわせてもらったし、それが僕にものすごい自信を与えてくれた」と、クーズマは昨シーズンに大きな自信を手にしたと語っており、今後の去就に注目が集まる。

 クーズマの来シーズンの年俸は1300万ドル(約17億6800万円)なのだが、来夏にFAとなって年平均2000万ドル(約27億2000万円)の大型契約を狙っていると先日『BLEACHER REPORT』が報道。

 27歳のクーズマは、キャリア3年目の2019-20シーズンにロサンゼルス・レイカーズでNBAチャンピオンを経験し、現在はウィザーズで主軸を務めている。だがこのまま今シーズン終了後に見返りなしで退団することが確定となれば、来年2月10日のトレードデッドラインを前に移籍する可能性もありそうだ。

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