2023.06.21

今季ウィザーズで自己最高の平均21.2得点を記録したカイル・クーズマがFA戦線へ

来シーズンの契約(プレーヤーオプション)を破棄したクーズマ[写真]=Getty Images
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 6月21日(現地時間20日)。ワシントン・ウィザーズカイル・クーズマが、プレーヤーオプションとなっている来シーズンの契約を破棄し、今夏に制限なしフリーエージェント(FA)になると『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。

 27歳のフォワードは、最終年となる2023-24シーズンの契約、1300万ドル(約18億3300万円)を破棄。両フォワードをこなす206センチ100キロのクーズマが、FA戦線へ参戦することとなった。

 2017-18シーズンにロサンゼルス・レイカーズでNBAデビューし、2019-20シーズンにはレブロン・ジェームズアンソニー・デイビスらとともにNBAタイトルを獲得したクーズマは、2021年夏に成立した5チーム間の超大型トレードでレイカーズからウィザーズへ移籍。

 昨シーズンは平均17.1得点8.5リバウンド3.5アシスト、今シーズンはキャリアハイの同21.2得点3.7アシストに7.2リバウンドを残したクーズマは、今年4月にウィザーズと再契約して戻ってくる可能性があることを記者へ話していた。

「それは100パーセント、オプションとしてある。僕はここで素晴らしい時間を過ごしたからね。ここで僕のゲームは大幅に向上した。それにここには仲のいい人たちがいる。(ウィザーズとの再契約が)僕にとっての選択肢じゃないなんて言ったりはしないよ」

 ただし、これはあくまで4月時点のこと。イースタン・カンファレンス12位の35勝47敗でレギュラーシーズンを終えると、ウィザーズはトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)を解任し、マイケル・ウィンガー新GMが就任。

 つい先日、ウィザーズはフランチャイズプレーヤーのブラッドリー・ビールをフェニックス・サンズへ放出するという大型トレードが合意に達したと報じられており、チームが新たな方向へ踏み出しただけに、クーズマがウィザーズの主力として来シーズン以降もプレーするかどうかは現時点では微妙と言わざるを得ない。

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