2023.12.04
1月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは敵地トヨタ・センターでヒューストン・ロケッツを108-103で下し、4連勝を飾った。
現在、ウィザーズは平均22.1得点8.8リバウンド2.4アシスト1.5ブロックを残すクリスタプス・ポルジンギスが左足首捻挫のため離脱しているのだが、この試合ではカイル・クーズマがゲームハイの33得点に9リバウンド2アシストでけん引。
さらにブラッドリー・ビールが17得点4アシスト、先日八村塁とのトレードでロサンゼルス・レイカーズから加入したケンドリック・ナンがウィザーズデビュー戦で12得点4リバウンド4アシスト2スティール、デニ・アブディヤが10得点10リバウンド3アシストと続いた。
この勝利でウィザーズはイースタン・カンファレンス11位の22勝26敗。プレーイン・トーナメントに進出できる最終枠にいる10位のシカゴ・ブルズ(22勝25敗)とは0.5ゲーム差のため、射程圏内へ捉えたと言えるだろう。
今シーズン、チーム4位の平均13.0得点を残していたパワーフォワードの八村を放出し、ガードのナンを獲得したウィザーズ。トミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)はこのトレードについて「我々が必要としていたこと、それはデニへもっと責任を与え、プレーする機会をさらに与えることだった」と明かしていたことから、今後は3年目のアブディヤのプレータイムが増えていくことが予想できる。
そして八村をトレードしたことで、ウィザーズはクーズマ、ポルジンギスと再契約する計画だと25日にNBAインサイダーのマーク・スタインが報道。両選手は来シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば今シーズン終了後に制限なしフリーエージェント(FA)になることができる。
そこでウィザーズは、ビールとクーズマ、ポルジンギスによるビッグ3体制を来シーズン以降も継続する意向で、チーム側はクーズマとの再契約に自信をもっており、ポルジンギスも現在のウィザーズの状況を気に入っているという。
2月10日のトレードデッドラインまで、まだまだ何が起こるか分からないものの、ウィザーズとしては八村をトレードし、今シーズン終了後に契約が満了するナンを獲得したことで、今夏に向けて一歩踏み出したということなのだろう。
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