2024.08.31
1月23日(現地時間22日、日付は以下同)。NBAインサイダーのマーク・スタイン記者は、ダラス・マーベリックスがワシントン・ウィザーズへカイル・クーズマについて連絡を取ったと報じた。
2月9日のデッドラインまで1カ月を切った段階のため、リーグではトレードの噂がいくつも浮上しているというのが現状なのだが、マブスはルカ・ドンチッチ、カイリー・アービングとともにプレーするローテーションプレーヤー、特にフロントコートのアップグレードを狙っているという。
クーズマは昨夏ウィザーズと4年の再契約を締結したばかりで、2026-27シーズンまで契約下にいる28歳のフォワード。キャリア7年目、ウィザーズ在籍3年目の今シーズンはここまで42試合に出場してチームトップの平均21.8得点に6.4リバウンド4.3アシストを残している。
もっとも、ウィザーズは23日終了時点で7勝35敗。これはデトロイト・ピストンズ(4勝39敗)に次ぐイースタン・カンファレンスならびにリーグワースト2位と低迷している。
そのため、ウィザーズはクーズマの見返りとして、最低でもドラフト1巡目指名権2本を求めていると報じられている。マブスは2026、2027、2028年こそ保持しているものの、今後2年間はトップ10こそ自チームで指名できるが、11位以降はニューヨーク・ニックスへ譲渡される。
昨年末、マブスはマーク・キューバンが保有する過半数株式をカジノ運営最大手ラスベガス・サンズ創業のアデルソン家へ売却することがNBAから承認されたばかりなのだが、キューバンはチーム内での株式を保ち、バスケットボール運営部の全権を維持すると見られていると同記者や『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じていた。
キューバンは先日出演した『The Ben and Skin show』で、「ドリブルからクリエートできるビッグマンを獲得できれば、このチームにとってプラスになるだろう」と話しており、最低6フィート8インチ(203センチ)あることが望ましいとも発言していた。
その点、クーズマには206センチ100キロのサイズが備わっており、マブスが獲得を模索するフロントコートの条件に当てはまると言えるだろう。ただ、そのためにはドラフト1巡目指名権に加え、ローテーションプレーヤーの放出も余儀なくされることが濃厚なだけに、デッドラインまでに成立させることができるかは気になるところだ。
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