2023.01.24

1月上旬から先発PG起用されているテレンス・マン、クリッパーズのフロント陣の構想とは?

マンはキャリア4年目の26歳[写真]=Getty Images
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 カワイ・レナードポール・ジョージという2枚看板を擁するロサンゼルス・クリッパーズは、リーグ随一の選手層の厚さを誇るチームとして今シーズンを迎えた。

 もっとも、49試合を終えた時点でチームは25勝24敗。ウェスタン・カンファレンス6位と、プレーオフ進出圏内にいるものの、ここまでレナードが25試合、ジョージが16試合を欠場しており、ベストメンバーで戦う機会が限られているというのが現状だ。

 そうしたなか、チームは1月7日(現地時間6日、日付は以下同)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦からテレンス・マンを先発ポイントガードへ固定。本来の司令塔役を務めてきたジョン・ウォールレジー・ジャクソンをベンチスタートにしており、この9試合で4勝5敗を記録している。

 2月10日のトレードデッドラインが迫るなか、クリッパーズはレギュラーシーズン後半戦に臨んでいるのだが、24日に『The Athletic』はクリッパーズのフロント陣が、マンを手放す見込みはなく、今シーズン終了後も先発ポイントガードを務めるかもしれないと報じた。

 2019年のドラフト2巡目全体48位でクリッパーズから指名されたマンは、196センチ97キロのサイズを持ち、これまではスウイングマンとして起用されてきた。

 2021年のプレーオフ、ユタ・ジャズとのカンファレンス・セミファイナル第6戦では、7本の3ポイントシュート成功を含むキャリアハイの39得点の大暴れでフランチャイズ史上初のカンファレンス・ファイナル進出に貢献。

 キャリア4年目の今シーズン、26歳の男はここまで48試合(うち先発は23試合)に出場して平均22.6分8.7得点3.6リバウンド2.0アシストにフィールドゴール成功率51.7パーセントを記録。1月16日のヒューストン・ロケッツ戦ではレギュラーシーズンとしては自己最多となる31得点に6リバウンド4アシストを記録していた。

 もっとも、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)はマンの理想的なポジションはスモールフォワードと見ていることから、ウォールやジャクソンという従来のポイントガードをローテーションに残す意向だとも同メディアは報じている。

 現在クリッパーズはウォールが腹部の張りのため離脱していることから、このベテラン司令塔が戦列復帰後、ポイントガードの起用法を変えることになるかもしれない。

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