2023.01.25

ゴンザガ大時代の“ジョーク”が実現…レイカーズ入りした八村塁「最高にうれしいです」

レイカーズでデイビス(左)とチームメートになる八村(右)[写真]=Getty Images
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指揮官は「彼にはいつも感銘を受けてきた。多くのものを持ち込んでくれると思う」

 1月25日(現地時間24日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、ロサンゼルス・クリッパーズ戦を前に、八村塁の入団会見を開き、バスケットボール運営部副代表兼ゼネラルマネージャー(GM)のロブ・ペリンカが出席した。

 レイカーズは24日に成立したトレードで、ケンドリック・ナンとドラフト2巡目指名権3本をワシントン・ウィザーズへ放出して24歳のフォワードを獲得。八村はレイカーズのフランチャイズ史上初の日本人プレーヤーとしてプレーすることとなった。

 八村は現地時間23日に夜行便でロサンゼルスへ向かい、24日の朝6時にレイカーズの練習施設へ到着。そこでフィジカルチェックを完了し、チームスタッフ、コーチ陣とのミーティングを済ませた。

「この機会にすごくワクワクしています。もちろん、レイカーズは素晴らしい組織の1つです。このファミリーの一員になることができ、すごくハッピーです。LAに戻ることができて最高にうれしいです」

八村は大学時代にステイプルズ・センター(当時)でプレーしてきた[写真]=Getty Images

 会見でそう語った八村は、ゴンザガ大学時代にレイカーズのホームアリーナ、ステイプルズ・センター(現在はクリプトドットコム・アリーナ)でプレーした当時のことをこう明かしていた。

「面白いのは、僕がカレッジにいた時、試合でここに来ました。…そこでここが僕のホームになるだろうなとジョークを飛ばしていたんです。そして今、それが本当に実現したから最高な気持ちです」

 レイカーズの一員となった八村は、背番号28を着用してプレーする。チームはこの日ロサンゼルス・クリッパーズに115-133で敗れたのだが、ダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)によると、八村は翌26日のサンアントニオ・スパーズ戦から出場可能になるという。

 また、右足のストレス損傷で昨年12月中旬から離脱しているアンソニー・デイビスが、試合前のウォームアップで問題なければ、スパーズ戦で復帰すると『ESPN』が報じており、レイカーズにとっては追い風となるかもしれない。

 現役時代にハードワーカーとしてNBAで8シーズンをプレーし、アトランタ・ホークスとミルウォーキー・バックスでアシスタントコーチとして経験を積み、今シーズンからレイカーズの指揮官へ就任したハムHCは、八村へこのように期待を寄せていた。

「彼にはいつも感銘を受けてきた。あの多面性に強さ、運動能力、スキルが備わった若い選手を我々のボールクラブに加える機会を手にし、私は本当に楽しみにしている。彼は多くのものを持ち込んでくれると思う」

 コービー・ブライアント、アービン“マジック”ジョンソン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、シャキール・オニール、ジェリー・ウェスト、エルジン・ベイラーなど、数多くのスーパースターたちがプレーしてきた名門で、八村がどんなプレーを見せてくれるのか、ぜひとも期待したいところだ。

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