2023.02.24
ロサンゼルス・レイカーズは、2月16日(現地時間15日、日付は以下同)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で一度もリードを許さずに120-102で完勝し、オールスターブレイクを迎えた。
この試合、レイカーズはトレードデッドラインでロスターにメスを入れてから、左足と左足首の痛みで欠場していたレブロン・ジェームズが初出場。ディアンジェロ・ラッセル、マリーク・ビーズリー、ジャレッド・バンダービルト、モー・バンバ、デイボン・リードとコート上で初共演。
アンソニー・デイビスがゲームハイの28得点に10リバウンド5アシスト2ブロック、レブロンが21得点6リバウンド6アシスト、ラッセルが21得点7アシスト、デニス・シュルーダーが10得点を残した。
4試合ぶりの出場で、今シーズン初の30分未満(29分13秒)のプレータイムとなったレブロンは「今夜から俺たちは作り直し続けていくことになると思う。俺たちのスキルセットは、互いにすべてがフィットしていくと見ている」と試合後に話していた。
オールスターブレイクを迎えた時点で、レイカーズは27勝32敗でウェスタン・カンファレンス13位。プレーイン・トーナメント進出最終枠にいる10位のオクラホマシティ・サンダー(28勝29敗)とは2.0ゲーム離れており、プレーオフへストレートに出場できる6位のダラス・マーベリックス(31勝29敗)とは3.5ゲーム差のため、プレーオフへと駒を進めるためには24日に再開するレギュラーシーズン後半戦、終盤戦で白星を量産していかなければならない。
「俺たちはまだまだやらなきゃいけないことが山ほどある。そして俺たちにとってはどの試合もタフなものになるだろう。チームのみんなには(オールスター)ブレイクを楽しんでもらいたい。だが100パーセント離れてはいけない。俺たちは戻ってからこの戦いを続けていくからだ」とレブロンは気を引き締めていた。
では、このペリカンズ戦でデイビスとともにスターターを形成した新加入3選手を、レブロンはどう見ているのか。コート上で一緒にプレーした試合後、38歳の大ベテランはこのように話していた。
「D-Lo(ラッセルの愛称)が本当にいい選手で、狡猾なポイントガードというのは知っている。フロアにスペースを作り出すことができる。それにずる賢い。彼のプレースタイルとクイックネスで見事に(相手を)惑わすんだ」
この試合で、ビーズリーは3ポイントシュート成功率28.6パーセント(2/7)で計8得点に3リバウンド2アシスト1スティールに終わったのだが、レブロンはクリーブランド・キャバリアーズ時代のチームメート、JR・スミスを引き合いに出していた。
「俺たちはマリークというレーザーを手に入れたことは間違いない。今シーズン、このチームにいなかったタイプだ。彼がフロアにいれば、ショットを決めようと落とそうと、彼のシュート力をリスペクトすべきだ。JR・スミスのように、10本連続でミスしても、そのあと10本連続で決めてしまう感じさ」
また、相手エースのブランドン・イングラムへマッチアップし、6得点4リバウンド2アシスト1スティール1ブロックを残したバンダービルトについては「彼はいろんな方法を駆使することができる。すべてのことを少しずつこなせるんだ。彼のディフェンス力、オフェンシブ・リバウンドを奪う能力を見れば分かるはずさ」と、レブロンは話していた。
2シーズンぶりのプレーオフ進出を目指すレイカーズは、24日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦からレギュラーシーズン後半戦がスタートする。レブロン、デイビスという両輪に魅力的な新戦力を加えたこのチームが、どこまで白星を重ねることができるか注目していきたい。
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