2023.02.20
2月16日。クリーブランド・キャバリアーズとケビン・ラブが、契約のバイアウトに向けて決着をつけていると『The Athletic』が報じた。
2014年夏の3チーム間トレードで、ミネソタ・ティンバーウルブズからキャブズへ移籍したラブは、今シーズンで在籍9年目を迎えた34歳のベテランフォワード(203センチ113キロ)。
キャブズで計489試合(うち先発は380試合)に出場し、平均28.6分15.7得点9.2リバウンド2.2アシストに3ポイントシュート成功率37.6パーセント(平均2.2本成功)を残してきた男は、プレーオフへ4度出場し、2016年にはレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)らとともにキャブズのフランチャイズ史上初優勝に貢献。
NBAキャリア15年目の今シーズン、ラブはここまで41試合(うち先発は3試合)の出場で平均20.0分8.5得点6.8リバウンド1.9アシストを記録。だが今年1月下旬からローテーションを外れて試合に出場していなかった。
ドノバン・ミッチェル、ダリアス・ガーランド、ジャレット・アレン、エバン・モーブリーを擁するキャブズは、ここまでイースタン・カンファレンス4位の38勝23敗。昨シーズンはプレーイン・トーナメント2連敗で惜しくもプレーオフ進出を逃したものの、今シーズンは5シーズンぶりのプレーオフ返り咲き、さらにはその先も狙える戦力を有している。
同メディアによると、キャブズはラブへもっとプレーできる機会を探すことを許可すべく、契約のバイアウトに関する話し合いを始めていたという。
気になる移籍先候補として、『The Athletic』はロスター枠が空いているマイアミ・ヒートを挙げている。このチームはビッグマン獲得を狙っており、バム・アデバヨの控えとしてラブは出場時間を得ることになるかもしれないと報じている。
ただ、ラブにはプレーオフへ63試合出場して平均15.3得点9.7リバウンド1.8アシストに3ポイントシュート成功率40.4パーセントを残してきた実績があることから、その経験とシュート力を必要とするチームが獲得に向けて動くことになりそうだ。
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