2023.02.19

キャブズがケビン・ラブのバイアウトを正式に発表…背番号0は永久欠番へ

ラブがキャブズを退団[写真]=Getty Images
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 2月19日(現地時間18日、日付は以下同)。クリーブランド・キャバリアーズは、ケビン・ラブとの契約をバイアウトしたことを発表した。

 バスケットボール運営部代表のコービー・アルトマンは、リリースのなかで約9シーズン在籍してきたフォワードへこのように語っていた。

ケビン・ラブは4度のNBAファイナル進出(出場は3度)、そして2016年のNBA優勝などコート上で忘れられない数々の瞬間を含めて、キャバリアーズで見事な活躍を見せてくれました。ケビンはオハイオで過ごした9シーズンに、最大級の魅力とプロ意識とともにこの組織とクリーブランドという街を象徴していました。それに彼は選手としてこのフランチャイズが求めているすべてを体現していました。

 我々としては、彼への賞賛と感謝として、いずれは彼のジャージーをロケットモーゲージ・フィールドハウスへ掲げていきます。ケビンが残してきたインパクトに感謝し、彼の幸運を祈っています。彼はこの組織で永遠に、キャバリアーズファンの心をつかんだと分かっています」

 キャブズ在籍約9シーズンで、ラブはレギュラーシーズン計489試合に出場して平均15.7得点9.2リバウンド2.2アシストを記録。4度のプレーオフを経験し、2016年の球団史上初優勝に主力として大きく貢献。

 7663得点で球団史上9位、4493リバウンドで同6位、3ポイントシュート成功1096本で同2位、フリースロー成功1561本で同8位と、複数の部門でキャブズ史上屈指の実績を残してきた。

 球団創設53シーズン目のキャブズで、これまで永久欠番になっているのはビンゴ・スミス(7番)、ジドルナス・イルガウスカス(11番)、ラリー・ナンスSr.(22番)、マーク・プライス(25番)、オースティン・カー(34番)、ネイト・サーモンド(42番)、ブラッド・ドアティ(43番)の7選手のみ。

 ラブが着用してきた背番号0は、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)が着用していた23番とともに、近い将来、永久欠番となるに違いない。

 なお、NBAキャリア15年目のベテランフォワードの新たな所属先は、マイアミ・ヒート、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの2チームのどちらかだと『ESPN』が報じている。

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