2023.03.07

レイカーズで奮戦する八村塁を指揮官が評価「彼がいてくれて、我々はすごくハッピーだ」

レイカーズで奮戦中の八村[写真]=Getty Images
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1ケタ得点が続くも、ハムHCは「彼のプレーぶりには本当に満足している」

 3月7日(現地時間6日、日付は以下同)。NBAでは6試合が行われ、ポートランド・トレイルブレイザーズが110-104でデトロイト・ピストンズを下し、ニューオーリンズ・ペリカンズが108-123でサクラメント・キングスに敗れた。

 これにより、ウェスタン・カンファレンスではユタ・ジャズ、ブレイザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ペリカンズが31勝34敗(勝率47.7パーセント)で並んだ。タイブレイク方式により、プレーイン・トーナメント進出枠となる9位がジャズ、10位がブレイザーズとなり、レイカーズが11位、ペリカンズが12位に。

 レイカーズはオールスターブレイク後に2連勝を飾ったものの、2月27日のダラス・マーベリックス戦でレブロン・ジェームズが右足の腱を痛めたことで戦線離脱。約3週間後に再検査することが発表されており、戦力ダウンを余儀なくされている。

 先発ポイントガードのディアンジェロ・ラッセルも足首を痛めたことで欠場しており、プレーメーカーを2人も欠くなか、レイカーズはアンソニー・デイビスを中心に、レブロン離脱後の4試合で2勝2敗の勝率5割と奮戦。

 そんななか、7日に『LAKERS NATION』へ公開された記事のなかで、ダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)が八村塁についてこのように語っていた。

「ここまでのところ、私は彼のプレーぶりには本当に満足している。いつも彼にはもっとアグレッシブに、もっとフィジカルになるようにと促してきた。ブロンとD-Lo(ラッセル)がいないことで、人は得点力が必要だと言ってくる。だが我々はリバウンドにおけるフィジカルさを必要としている。攻防両面のフィジカルさ、それにリング下のフィジカルさやリム周りの攻撃性を求めている」

リム周りのディフェンスでも期待されている八村[写真]=Getty Images

 今年1月下旬にワシントン・ウィザーズからトレードで加入後、八村は17試合(うち先発は8試合)に出場して平均24.3分9.4得点5.2リバウンドを残し、計6試合で2桁得点をマークしている。

 2日のオクラホマシティ・サンダー戦では9得点9リバウンドにキャリアハイの3ブロックで勝利に貢献しているのだが、現在は5戦連続で1ケタ得点、直近2試合ではフィールドゴール成功率21.4パーセント(3/14)と不発。

 それでも、レイカーズの指揮官はコーチ陣の話をしっかり聞き、その要求に応えようとしている姿勢を評価していた。

「だからこそ、彼にはそれが最も重要なんだと言っている。現時点で、彼は驚くべき働きをしてくれている。教えがいがあり、耳を傾けていて、教わったことに対してハードに練習しているし、うまくなろうと努力している。彼がいてくれて、我々はものすごくハッピーだ」

 レイカーズは8日のメンフィス・グリズリーズ戦を皮切りに、ホーム3連戦が組まれている。今シーズン、16勝15敗で勝ち越しているホームでどこまで勝利を重ねることができるか、そして八村がプレータイムを確保し、リバウンド面やディフェンス面で貢献できるか必見だ。

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