2023.03.11

土壇場でフェイダウェイジャンパーを炸裂したエンビード…シクサーズがブレイザーズに大逆転勝利

劇的な決勝ジャンパーを沈めたエンビード／写真は現地3月7日のウルブズ戦のもの[写真]＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

　3月11日（現地時間10日）、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはホームでポートランド・トレイルブレイザーズと激突した。

　試合開始からシュートミスが続き、ブレイザーズに後れを取ったシクサーズ。ジョエル・エンビードやディアンソニー・メルトンらが得点をつなぎ、29－37と最初のクォーターは8点差をつけられた。第2クォーターでは一進一退の攻防が展開されるも、終盤でブレイザーズに0－13のランを許し、一時は試合最大の21点差に離される。エンビードがジャンパーでわずかに反撃し、56－71と15点を先行されて試合を折り返している。

　続く第3クォーター、シクサーズはセカンドチャンスや個人技でゴールを量産し、1ケタ点差まで詰め寄る場面も。タイリース・マクシーやジェイレン・マクダニエルズらが豪快なダンクでアリーナを歓声で埋め尽くし、終了間際にはエンビードがステップバックジャンパーを決め、85－96と11点差を追いかける形で最後のクォーターに向かう。

　第4クォーターの残り5分を切ったところ、エンビードのフリースローやジェームズ・ハーデンらの3点弾で10－0のランを成功し、ついにブレイザーズの背中をつかむ。以降は1ポゼッション差を争う大激戦となり、試合時間残り7.2秒で1点差を追いかけるシクサーズはエンビードにボールを託すと、フリースローラインからフェイダウェイジャンパーを炸裂。このシュートが決勝点となり、120－119でシクサーズが劇的な勝利を挙げた。