2023.04.11

2年連続でプレーオフを逃したブレイザーズ…大黒柱のリラードは「再建には興味がない」

球団に対する思いを記者会見で語ったリラード[写真]=Getty Images
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 33勝49敗のウエスタン・カンファレンス13位と、思うように勝ち星を伸ばせず、今シーズンを終えたポートランド・トレイルブレイザーズ。昨季には8シーズン続いたプレーオフ進出記録も途絶え、今季はジェレミー・グラントら新戦力を擁して戦ってきたものの、望ましい結果を得ることはかなわなかった。

 10日のレギュラーシーズン最終戦では、ゴールデンステイト・ウォリアーズと激突し101-157と大敗。主力メンバーは欠場していたが、試合後の記者会見に出席したデイミアン・リラードは、チーム状況について不満とも取れるコメントを残した。現地メディア『Bleacher Report』が伝えている。

「これから2年、3年と再建を続けていくことにはあまり興味がないし、それを求めているわけではないよ」

 プレーオフの経験こそ豊富なリラードだが、最高成績は2018-19シーズンのカンファレンス・ファイナル進出止まりで、その際はウォリアーズにスウィープ負けを喫している。

 今シーズンは計58試合に出場し、平均32.2得点4.8リバウンド7.3アシストと、7度のオールスター選出もうなずけるほどのパフォーマンスを披露。しかし、今夏には33歳を迎えるベテランガードにとって、優勝を狙える期限は刻一刻と迫っている。

「私たちはみんな、チームをどのようにまとめたいかについて一致していると思う。今こそ、本当に前進するときだ」とも語り、あくまでも長年をともにしてきたブレイザーズでの優勝にこだわっているようにも思われるリラード。来季の開幕までに、球団はリラードが納得できるタレントを用意することはできるだろうか。

優勝が狙える体制を求めたリラード[写真]=Getty Images

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