2023.06.27

リラードはブレイザーズに残留確実か…来季について代理人交え球団と会談

来シーズン、キャリア12年目に突入するリラード[写真]=Getty Images
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 6月27日(現地時間26日)、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが、代理人のアーロン・グッドウィンを交え球団幹部と面会していることが報じられた。

 これまでのキャリアをすべてポートランドに捧げているリラード。2022-23シーズンはキャリアハイの平均32.2得点を叩き出し、キャリア11年目もなおチームの絶対的司令塔として止まらぬ進化を遂げているが、チームはウェスタン・カンファレンス13位(33勝49敗)と不振に終わった。2年連続でプレーオフ進出を逃し、キャリア最高成績もカンファレンス決勝進出に留まっている彼に足りないものはファイナル優勝であり、これまで幾度となくこの話題について言及している。

 オフシーズンに入ると、NBA王座を渇望するリラードが移籍を選択する可能性は否定できないとして各メディアも展望を広げていた。また、リラード自身が架空の移籍先について語るなどその動向に注目が集まるなかで、今回の会談が判明。

 第一報を伝えた現地メディア『Bleacher Report』のクリス・ヘインズ記者は、トレイルブレイザーズのジョー・クローニンGMが「すばらしい対話ができた。私たちはデイムを中心に勝てるチームを構築していく」と声明を発表したことも明かした。

 ドラフトが終了し、トレードの対価になる「ドラフト1巡目3位指名権」も無くなったブレイザーズ。今回の会談発覚からもエースの残留はほぼ確定となった。

 生え抜きチームへの忠誠を何よりも大切にするリラード。自身のこだわりを貫き続けるキャリアのなかに、タイトル獲得を刻むことはできるのか。また、ブレイザーズが来季に向けて作り上げる「チーム・リラード」の全貌にも注目したい。

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