“闘将”バトラーがPO自己最多56得点…ヒートが大逆転勝利でバックスを下し1回戦突破に王手

プレーオフキャリアハイ56得点を叩き出したバトラー（右）[写真]=Getty Images

　4月25日（現地時間24日）、「NBAプレーオフ2023」のイースタン・カンファレンス1回戦が開催。マイアミ・ヒートがホームでミルウォーキー・バックスとの第4戦に臨んだ。

　開幕から0－7のランを食らい、3ポイントシュートも連続で決められるなど、苦しい立ち上がりとなったヒート。しかし中盤からはエース、ジミー・バトラーの得点を中心に盛り返し、28－33と5点ビハインドまで縮めて最初のクォーターを終える。第2クォーターでは一進一退の攻防が続き、ヒートはダンカン・ロビンソンの3ポイントシュートなどで応戦。ラストオフェンスは惜しくも決まらず、50－57と7点差を追いかける形で試合を折り返した。

　迎えた第3クォーター、バックスのジャンパーやペイントアタックなどで失点が続き、再び2ケタ点差をつけられたヒート。だが、バトラーが“3点プレー”やタフショットを沈め続けてチームの得点をつなぎ、78－89と11点ビハインドで試合が最後のクォーターへ。

白熱したバトラー（右）とヤニス（左）のエース対決[写真]=Getty Images

　勝負の第4クォーター、ヒートは積極的なオフェンスで得点シーンを連発し、試合時間残り3分17秒にバトラーの速攻ダンクでついに逆転。以降は1点を争う大激戦となったが、バトラーが3点弾やジャンパーで得点を量産し、獲得したフリースローも確実に沈めていく。最後は相手のターンオーバーを誘発し、最終スコア119－114でヒートが3勝目をつかんだ。

　シリーズ突破に王手をかけたヒートは、バトラーがプレーオフキャリアハイの56得点に加え、9リバウンド2アシストの大暴れ。バム・アデバヨが15得点8リバウンド、ケイレブ・マーティンが12得点9リバウンドを挙げ、大逆転勝利に大きく貢献した。

　一方、シリーズ敗退まであと1敗に追い込まれたバックスは、ブルック・ロペスが36得点11リバウンド、ヤニス・アデトクンボが26得点10リバウンド13アシストをマーク。先発陣が気を吐くも、第4クォーターの失速が結果に響く形となった。

■試合結果
マイアミ・ヒート 119－114 ミルウォーキー・バックス
MIA｜28｜22｜28｜41｜＝119
MIL｜33｜24｜32｜25｜＝114