2023.05.26
5月7日(現地時間6日、日付は以下同)。「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦がクリプトドットコム・アリーナで開催され、ホームのロサンゼルス・レイカーズが127-97でゴールデンステイト・ウォリアーズを下した。
5日の第2戦で100-127という大敗を喫したレイカーズは、昨シーズンの王者を相手に見事やり返し、シリーズ戦績を2勝1敗とした。この日、レイカーズのレブロン・ジェームズは第1クォーターに9分1秒コートに立ったものの、シュート試投数はなんとゼロ。
プレーオフ通算275試合目(歴代トップ)を誇る38歳の大ベテランにとって、第1クォーターに9分以上出場した試合でショットを1本も繰り出さなかったのはキャリア20年目で初。これは2003年のNBA入りからレギュラーシーズンを含めても初という珍事となった。
それでも、この日はディアンジェロ・ラッセルがこのクォーターだけで3本の3ポイントシュート成功を含む13得点、アンソニー・デイビスが8得点をマークするなどチームメートたちが躍動しており、レイカーズは第2クォーターに36-18と圧倒。
試合全体で、レイカーズはデイビスがいずれもゲームハイとなる25得点13リバウンド3スティール4ブロック、5本の長距離砲を沈めたラッセルが21得点5アシスト、レブロンが21得点8リバウンド8アシスト、ロニー・ウォーカー四世とデニス・シュルーダーがそれぞれ12得点、オースティン・リーブスが10得点2スティールと続いた。
第2戦の大敗から挽回したレイカーズ。レブロンは試合後に、プレーオフという大舞台の経験が浅い若手選手たちへこのように助言していると明かした。
「ポストシーズンにあまり出場できていない、あるいはポストシーズンの経験が多くない若い選手たちには、テレビから離れろ、ソーシャルメディアからも離れるように言っている。試合に勝てば、誰もが世界最高の選手になる。でも負けたらけなしてくるんだ。いたってシンプルなこと。次の挑戦に向けた精神面のトレーニングになるんだ。『じゃあ次のチャレンジは何か?』 この試合が終わって、みんながいいプレーをした。それはいいことさ。だが俺たちには月曜日(日本時間の火曜日)に試合があるということ」
シリーズ初戦で30得点23リバウンド5アシスト4ブロックを残すも、第2戦で11得点7リバウンド4アシスト3ブロックに終わり、この試合で見事に復活したデイビスもこう話していた。
「ソーシャルメディアはやっていない。チームメートたちもそのことについては話していないんだ。俺の周りでは誰も話していない」
ウォリアーズとのシリーズ戦績を2勝1敗とし、再びリードしたレイカーズ。9日の第4戦で勝利できれば、カンファレンス・ファイナル進出に王手がかかるだけに、両チームにとって重要な一戦となるに違いない。
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