2023.05.11

第5戦で頭部を負傷したデイビス…車いすでロッカールームに戻るも脳震盪は回避か?

ウォリアーズとのGAME5で23得点9リバウンド3アシストを挙げたデイビス[写真]=Getty Images
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 5月11日(現地時間10日)、チェイス・センターで「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルが開催され、ロサンゼルス・レイカーズはゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦。カンファレンス・ファイナル進出に王手をかけて臨んだレイカーズだったが、終始ウォリアーズにリードを許し、106-121で黒星となった。

 レイカーズは試合に敗れただけでなく、レブロン・ジェームズとチームをけん引するアンソニー・デイビスにもトラブルが発生。デイビスは第4クォーターでリバウンドを競っていた際、ケボン・ルーニーの左ヒジが頭部に直撃してしまい、しばらくその場から動くことができず。なんとかベンチには戻れたものの、その後に出場することはなかった。

 ベンチで医師の診察を受けていたデイビスは、その後に車いすでロッカールームへ戻ることに。頭部のふらつきを訴えていたようだが、試合後には誰の補助も借りず、チームバスに乗り込んだという。現地メディア『ESPN』が伝えている。

 リーグの規定により、脳震盪と診断された選手は負傷の24時間後まで出場許可を得ることができず、13日には第6戦を迎えるレイカーズにとって、デイビスが不在となれば勝利の可能性が低くなることは避けられないだろう。

 だが、レイカーズの面々はデイビスのケガについて楽観的に捉えているようだ。ガードのオースティン・リーブスは「彼(デイビス)はプレーできると信じている」、大黒柱のレブロンは「医療チームは、彼が良くなっていると報告していた。それが最も重要なことだね」とコメントしている。

「今夜は仕事を適切に処理できなかったから、また別のゲームでファンと会うことを楽しみにしているよ」とも語ったレブロン。優勝を果たした2019-20シーズン以来のウェスト決勝を狙うレイカーズは、次のゲームでシリーズを制することはできるだろうか。

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