2023.05.08
4月27日(現地時間26日、日付は以下同)。メンフィス・グリズリーズはホームのフェデックス・フォーラムでロサンゼルス・レイカーズ相手に最大25点リードするなど、最終スコア116-99で勝利を飾った。
両チームは「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンドを競い合っており、ウェスタン・カンファレンス第2シードのグリズリーズは1勝3敗と、第7シードのレイカーズに追い込まれていたなか、デズモンド・ベインがゲームハイの33得点に10リバウンド5アシスト、ジャ・モラントが31得点10リバウンド7アシストと両ガードが爆発。さらにジャレン・ジャクソンJr.が18得点10リバウンド2ブロックで勝利に貢献。
2勝3敗とし、シリーズを29日の第6戦まで引き延ばすことに成功したグリズリーズに対し、レイカーズはアンソニー・デイビスが31得点19リバウンド2ブロックをマーク。だがレブロン・ジェームズが15得点10リバウンド5アシストこそ残すも、シリーズワーストのフィールドゴール成功率29.4パーセント(5/17)と不発。
試合後、レブロンは「今日の俺は○○(放送禁止用語)だった」と悔しさをあらわにし、29日にホームで開催される次戦に向けて「第6戦では良くなってみせる」と口にしていた。

第5戦でショットが不発に終わったレブロン[写真]=Getty Images
第3クォーター残り4分36秒にレブロンがフリースローを2本決めた時点で、試合はグリズリーズの1点リード(75-74)だったのだが、レイカーズがデイビスをベンチへ下げると7連続得点で引き離しにかかる。
すると残り2分41秒でレイカーズはデイビスをコートへ戻すも、グリズリーズの勢いは加速していき、第4クォーター残り10分48秒にベインの3ポイントプレーが決まるまで、なんと26-2のランを見せて25点差(101-76)まで広げた。
「間違いない。メンフィスは(俺のベンチ入りする時間帯を)知っている。彼らは俺がいない時にペイントへ激しいアタックをしている」(デイビス)
「相手はあのランの時に緊迫感を持ってやっていた。50-50のボールを奪い、あのランではオフェンシブ・リバウンドも多く手にしていた」(ジャレッド・バンダービルト)
レイカーズの選手たちがグリズリーズに許したランを悔やんだことは間違いない。3勝2敗と一歩リードしているとはいえ、次戦を落としてしまえば、シリーズ最終戦を再びこのフェデックス・フォーラムで戦うことになるため、レイカーズにとっても次戦は負けられない重要な一戦となる。
デイビスは「彼(レブロン)なら大丈夫。アジャストして、うまくやってくれるさ。このチームは良くなっていく。金曜(日本時間の土曜日)はシリーズを締めくくるもう1つの機会になる」と話し、自身のプレータイムについてはこう口にしていた。
「僕は48分間プレーすることになっても構わない。このためにシーズンを戦ってきたんだから。だからコーチが僕に42分や45分、48分プレーすることを求めてくれば、勝利するために何分だってプレーする。その準備をしていく」
レイカーズは第5戦でデイビス、レブロンのほかにオースティン・リーブスが17得点8リバウンド6アシスト、ディアンジェロ・ラッセルが11得点10アシストこそ残すも、2ケタ得点はこの4選手のみ。
相手の堅守の前に、フィールドゴール成功率40.2パーセント(37/92)、3ポイントシュート成功率25.6パーセント(10/39)に抑え込まれていただけに、オフェンス面の復調もシリーズを制するカギになるだろう。
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