2023.04.25

レイカーズがグリズリーズとの激戦を制してシリーズ突破に王手…レブロンが勝負所で活躍、八村塁は7得点

22得点20リバウンド7アシストを記録したレブロン・ジェームズ [写真]=Getty Images
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 4月25日(現地時間24日)にクリプトドットコム・アリーナで「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス1回戦が行われ、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズメンフィス・グリズリーズとの第4戦に臨んだ。

 シリーズを2勝1敗と勝ち越すレイカーズは、ディアンジェロ・ラッセルオースティン・リーブスレブロン・ジェームズジャレッド・バンダービルトアンソニー・デイビスの5人が先発に名を連ねた。

 試合開始から0-6のランを許したが、バンダービルトがオフェンスリバウンドからチーム初得点をマークすると、ダンクに3ポイントシュートと躍動。リーブスも続き、開始5分14秒の時点で9-10と1点差に詰め寄った。中盤以降も接戦の展開で、八村がミドルショットを決めると、同じくベンチから出場のデニス・シュルーダーも加点。終盤にはレブロンの長距離砲が飛び出し、29-23と6点のリードを奪った。

 第2クォーター序盤はトロイ・ブラウンJr.が速攻から得点を挙げれば、マリーク・ビーズリーは3ポイントを成功。出場選手がバランス良く得点を重ね、開始約3分で38-29と9点差に広げた。タイムアウト後、エースのレブロンが連続で得点を決めると、デズモンド・ベインのシュートをブロック。リーブスの3ポイントなどで一時15点のリードを奪ったものの、終盤に連続得点を与え、54-52で試合を折り返した。

 前半終了時点でレブロン、リーブス、バンダービルトの3人がそろって11得点をマーク。29得点、20得点、16得点と好調を維持していた八村はフィールドゴールの試投が2本にとどまった。

 第3クォーターは4点リードで迎えた開始3分40秒から3連続得点を献上し、追いかける展開に変わった。八村はなかなかリズムに乗れなかったものの、フリースローを確実に沈めると、残り13秒にレブロンのアシストから同点の3ポイントを成功。しかし、終了間際にジャ・モラントにダンクを決められ、81-83と2点のビハインドを背負った。

 第4クォーターは序盤にリーブスの3ポイントで先制したものの、2連続で得点を許して84-87。八村を下げてラッセル、リーブス、シュルーダーの3人を並べる布陣で試合を進めると、試合終了残り5分13秒にオフェンスリバウンドからベインの3ポイントで7点差まで広げられた。

 それでも、ラッセルが2連続で3ポイントを射抜き、同4分18秒に96-97と1点差まで迫ると、タイムアウト直後に3本目の長距離砲を成功。追い上げの中心となったラッセルがファウルアウトすると、同1分45秒に八村がコートに送り込まれた。100-101と逆転を狙った場面で3ポイントを失敗。同43秒にリーブスの同点弾をアシストしたものの、ダンクを試みたオフェンスではジャレン・ジャクソンJr.のブロックに遭った。

 2点ビハインドで迎えた最終盤、同0.8秒にレブロンが同点のレイアップ。最後のディフェンスでデイビスがモラントのシュートをブロックし、104-104でオーバータイムに突入した。

 延長戦ではデイビス、レブロンの連続得点で抜け出すことに成功すると、残り1分53秒に109-106。1点差に詰め寄られた同1分10秒にデイビスがオフェンスリバウンドをねじ込み、同29秒にレブロンがファウルを受けながらシュートを決めきった。5点リードで迎えた終盤を逃げきり、117-111の勝利でシリーズ突破に王手をかけた。

 レイカーズはレブロンが22得点20リバウンド7アシスト、デイビスが12得点11リバウンド4ブロック、リーブスが23得点、バンダービルトが15得点、ラッセルが17得点と、先発5人が2ケタ得点の活躍。八村はフィールドゴール成功が9本中2本で7得点に6リバウンド1アシストにとどまったものの、出場時間のプラスマイナスはシュルーダーに次ぐ「+18」だった。第5戦は27日(同26日)、舞台をフェデックス・フォーラムに移して行われる。

■試合結果
ロサンゼルス・レイカーズ 117-111 メンフィス・グリズリーズ
LAL|29|25|27|23|13|=117
MEM|23|29|31|21|7|=111

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