2023.04.23

八村塁が16得点と好調をキープ…レイカーズはグリズリーズとの第3戦に快勝してシリーズ先行

ベンチからの得点源としてこの試合でも躍動した八村[写真]=Getty Images
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 4月23日(現地時間22日)、「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス1回戦が行われ、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズメンフィス・グリズリーズとの第3戦に臨んだ。

 ホームのレイカーズは敗れた第2戦と同様、ディアンジェロ・ラッセルオースティン・リーブスレブロン・ジェームズジャレッド・バンダービルトアンソニー・デイビスの5人が先発出場。一方のグリズリーズは、右手の負傷の悪化により第2戦を欠場したエースのジャ・モラントがスターターに復帰した。

 試合開始からレブロンを中心に連続6得点を挙げたレイカーズは、相手の得点を抑え込むと、その後も12-0のランを作ってグリズリーズを圧倒する。第1クォーター残り4分16秒にベンチから登場した八村は、好調の3ポイントシュートを沈めると、速攻からレイアップにダンクと一挙に7得点を奪い、グリズリーズはたまらずタイムアウトを要求。35-9と大量リードで最初の12分間を終えた。

 続く第2クォーターでは八村が2本目の長距離砲を沈め、早くも2ケタ得点に乗せると、終盤にもドライブからレイアップで得点を伸ばす。しかし、直後からモラントやディロン・ブルックスサンティ・アルダマに立て続けに3ポイントを決められ、53-37とグリズリーズに点差を詰められて試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、開始直後にレブロンへフレグラント2のファウルを犯したブルックスが退場に。その後レブロンはプットバックダンクを決めると、速攻の場面では華麗なリバースダンクを叩き込み、チームをけん引する。グリズリーズも粘りを見せ、一進一退の攻防が続くが、中盤からはデイビスが次々と得点を重ねて存在感を発揮。八村は終盤にテクニカルファウルを取られる場面もあったが、プルアップジャンパーとフリースローで4得点を奪うと、88-68で最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、序盤からモラントに3ポイントやドライブレイアップを決められて活躍を許すと、この12分間だけで24得点を奪われる。点差を詰められるレイカーズだったが、要所でリーブスやデイビスが長距離砲を沈めて最後までリードを守り、111-101で勝利を飾った。

豪快なダンクを叩き込むなど、八村はホームのファンを沸かせた[写真]=Getty Images

 シリーズを2勝1敗でリードしたレイカーズは、デイビスが31得点17リバウンド3ブロック、レブロンが25得点9リバウンド5アシスト、ラッセルが17得点7アシストをマーク。一方のグリズリーズは、モラントが6本の3ポイントを含む45得点9リバウンド13アシストと大車輪の活躍を見せた。

 八村は約22分の出場で、16得点5リバウンド1スティールを記録。フィールドゴール成功率は60パーセント(6/10)、3ポイントは放った2本とも成功と、この試合でも高確率にシュートを沈め、勝利に大きく貢献した。

■試合結果
ロサンゼルス・レイカーズ 111-101 メンフィス・グリズリーズ
LAL|35|18|35|23|=111
MEM|9|28|31|33|=101

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