2023.05.29
5月23日(現地時間22日)に「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルが行われ、クリプトドットコム・アリーナにてデンバー・ナゲッツがロサンゼルス・レイカーズとの第4戦に臨んだ。
レイカーズ相手にこれまで3勝0敗、NBAファイナル進出に大手をかけたナゲッツは、前半を58-73と劣勢で終え、追いかける展開に。迎えた第3クォーターは、序盤からニコラ・ヨキッチが躍動。このクォーターだけで13得点を叩き出しナゲッツが一気にリードした。第4クォーターに突入してもその勢いは止まることを知らず、残り51秒同点の場面で試合の決定弾を放ったヨキッチ。113-111でレイカーズを下し、ナゲッツがNBAファイナル進出を果たしている。
ヨキッチは約45分の出場で、30得点14リバウンド13アシストをマーク。また、この試合の結果をもって、ヨキッチのカンファレンスファイナルの平均スタッツは27.8得点14.5リバウンド11.8アシストとなり、平均トリプルダブル達成となった。
なお、カンファレンスファイナルでの平均トリプルダブル達成は史上4人目の快挙となっている。
Nikola Jokic (27.8 PTS, 14.5 REB, 11.8 AST) is the 4th player to average a triple-double in a Conference Finals:
Jason Kidd (2001-02 vs. BOS): 17.5 PTS, 11.2 REB, 10.2 AST
Magic Johnson (1982-83 vs. SAS): 17.5 PTS, 10.5 REB, 14 AST
*Wilt Chamberlain (1966-67 vs. BOS): 21.6 PPG,… pic.twitter.com/hNnDCkaROw— NBA History (@NBAHistory) May 23, 2023
過去にこの記録を達成した選手は、ブルックリン・ネッツで『5』が永久欠番となっているジェイソン・キッド(元ネッツほか)、レイカーズで永久欠番となっているマジック・ジョンソン(元レイカーズ)、複数チームでの永久欠番に加え数々の記録を持つ伝説の選手、ウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)といった面々だ。
さらに、ヨキッチはチェンバレンに続き、プレーオフ通算で平均トリプルダブルを達成した史上2人目の選手となった。
Nikola Jokic joins Wilt Chamberlain (1967) as the only players in NBA history to average a triple-double in back-to-back Playoff series. pic.twitter.com/urD6ZccP3q
— NBA History (@NBAHistory) May 23, 2023
現在28歳ながら次々と偉業を達成し、まさに生ける伝説と化しているヨキッチ。いまだ成し遂げていないNBAファイナル優勝、ファイナルMVPにもますます期待がかかる。
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