2023.05.23

ヨキッチがチェンバレンに次ぐ2つの偉業同時達成…残す悲願のファイナル優勝へ

チェンバレンと並び、歴代2人目の偉業達成となったヨキッチ [写真]=Getty Images
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 5月23日(現地時間22日)に「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルが行われ、クリプトドットコム・アリーナにてデンバー・ナゲッツがロサンゼルス・レイカーズとの第4戦に臨んだ。

 レイカーズ相手にこれまで3勝0敗、NBAファイナル進出に大手をかけたナゲッツは、前半を58-73と劣勢で終え、追いかける展開に。迎えた第3クォーターは、序盤からニコラ・ヨキッチが躍動。このクォーターだけで13得点を叩き出しナゲッツが一気にリードした。第4クォーターに突入してもその勢いは止まることを知らず、残り51秒同点の場面で試合の決定弾を放ったヨキッチ。113-111でレイカーズを下し、ナゲッツがNBAファイナル進出を果たしている。

 ヨキッチは約45分の出場で、30得点14リバウンド13アシストをマーク。また、この試合の結果をもって、ヨキッチのカンファレンスファイナルの平均スタッツは27.8得点14.5リバウンド11.8アシストとなり、平均トリプルダブル達成となった。

 なお、カンファレンスファイナルでの平均トリプルダブル達成は史上4人目の快挙となっている。

 過去にこの記録を達成した選手は、ブルックリン・ネッツで『5』が永久欠番となっているジェイソン・キッド(元ネッツほか)、レイカーズで永久欠番となっているマジック・ジョンソン(元レイカーズ)、複数チームでの永久欠番に加え数々の記録を持つ伝説の選手、ウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)といった面々だ。

 さらに、ヨキッチはチェンバレンに続き、プレーオフ通算で平均トリプルダブルを達成した史上2人目の選手となった。

 現在28歳ながら次々と偉業を達成し、まさに生ける伝説と化しているヨキッチ。いまだ成し遂げていないNBAファイナル優勝、ファイナルMVPにもますます期待がかかる。

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