2023.05.30

ヒートが昨年のリベンジに成功…ナゲッツとの頂上決戦で通算4度目の優勝を狙う

今年のファイナルはヨキッチ(左)擁するナゲッツと、バトラー(右)率いるヒートの対決に[写真]=Getty Images
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 5月30日(現地時間29日、日付は以下同)。マイアミ・ヒートは、敵地TDガーデンで迎えた「NBAプレーオフ2023」のイースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦を103-84で制し、4勝3敗でボストン・セルティックスを下した。

 第8シードで迎えた今年のポストシーズン。ヒートはファーストラウンドでミルウォーキー・バックスを4勝1敗、カンファレンス・セミファイナルではニューヨーク・ニックスを4勝2敗で下し、セルティックスとのカンファレンス決勝では3連勝で王手をかけてから3連敗を喫していたものの、敵地で最終戦をモノにした。

 この試合、ヒートではジミー・バトラーがゲームハイの28得点に7リバウンド6アシスト3スティール、4本の3ポイントシュートを放り込んだケイレブ・マーティンがプレーオフキャリアハイの26得点に10リバウンド3アシストと躍動。

 さらにバム・アデバヨが12得点10リバウンド7アシスト、ゲイブ・ビンセントが10得点4アシスト、ダンカン・ロビンソンが10得点2スティール、マックス・ストゥルースが8得点5リバウンド、カイル・ラウリーが7得点7リバウンド5アシストを残した。

 NBAプレーオフ史上、第8シードからファイナルまで勝ち上がったのは1999年のニューヨーク・ニックス以来、24年ぶり2度目の快挙。ヒートは昨年のイースト決勝第7戦でセルティックスに惜敗していただけに、今年見事リベンジに成功したと言えるだろう。

 2020年以来、フランチャイズ史上7度目の頂上決戦への出場権を勝ち取ったヒートは、6月2日からウェスタン・カンファレンスを制したデンバー・ナゲッツとのシリーズへ臨むこととなる。

 今シーズンの直接対決の戦績はナゲッツの2勝0敗。ニコラ・ヨキッチジャマール・マレーを中心に球団史上初優勝を目指すナゲッツと、2013年以来、通算4度目の王座獲得を狙うヒートによる「NBAファイナル2023」は必見だ。

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