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6月1日(現地時間5月31日、日付は以下同)。モンティ・ウィリアムズが、デトロイト・ピストンズの新たなヘッドコーチ(HC)として6年7850万ドル(約109億1150万円)という超高額契約で合意したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。
ウィリアムズHCはニューオーリンズ・ペリカンズ(ホーネッツ時代含む)、フェニックス・サンズで指揮官を務めた実績があり、直近4シーズンはサンズで指揮を執り、2020-21シーズンにウェスタン・カンファレンスを制してNBAファイナル進出、翌2021-22シーズンはリーグベストの64勝18敗を残して最優秀コーチ賞に選出。
だが、2年連続でカンファレンス・セミファイナル第7戦に大敗を喫したこともあり、今月14日にサンズと決別。複数チームの新HC候補に挙がるなか、先日NBAインサイダーのマーク・スタイン記者はウィリアムズがピストンズからのオファーを断ったと報じていた。
ところが、『The Athletic』によると、ピストンズ側はウィリアムズを諦めることができず、オーナーのトム・ゴアズ、トロイ・ウィーバーGM(ゼネラルマネージャー)がアグレッシブに契約を締結させようとここ数日動いていたという。
今回報じられたウィリアムズとピストンズの契約は、NBAのコーチとして史上最高額となった。
今シーズンのピストンズは、イースタン・カンファレンスならびにリーグワーストの17勝65敗。4月11日には5シーズン指揮を執ってきたドウェイン・ケイシーHCをフロントオフィスへ異動させたことを発表していた。
ピストンズは「NBAドラフト2023」で全体5位指名権を保持しているほか、ロスターにはベテランのボーヤン・ボグダノビッチ、若手のケイド・カニングハム、ジェイデン・アイビー、キリアン・ヘイズ、ジェームズ・ワイズマン、マービン・バグリー3世といった選手たちが在籍している。
4シーズン連続でプレーオフから遠ざかっているピストンズが、ウィリアムズ新HCの下でどのように強化されていくのか注目していきたい。
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