2023.06.22

セルティックスが3チーム間トレードに向けて交渉中と報道…ポルジンギス獲得を狙う

セルティックスへ移籍する可能性があると報じられたポルジンギス[写真]=Getty Images
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 6月22日(現地時間21日、日付は以下同)。ボストン・セルティックスが3チーム間トレードの成立に向けて取りかかっていると『ESPN』、『The Athletic』が報じた。

 両メディアの報道をまとめると、セルティックスはワシントン・ウィザーズからクリスタプス・ポルジンギス、ウィザーズはセルティックスからダニーロ・ガリナーリロサンゼルス・クリッパーズからマーカス・モリスアミール・コフィー、23日の「NBAドラフト2023」における1巡目30位指名権、クリッパーズはセルティックスからマルコム・ブログドンを獲得するというもの。

 現段階で、この3チーム間トレードは合意に達しておらず、そのためにはポルジンギスがプレーヤーオプションとなっている来シーズンの契約を行使することが前提となる。

 昨シーズンのNBAファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズに2勝4敗で敗れた後、セルティックスはトレードでブログドン、フリーエージェント(FA)戦線でガリナーリという即戦力を獲得。

 今シーズン、196センチ103キロのブログドンは平均14.9得点4.2リバウンド3.7アシストを残して最優秀シックスマン賞に選出された30歳のガード。208センチ105キロのガリナーリは、シュート力が魅力の技巧派フォワードとして期待されていたものの、昨年9月上旬に左ヒザの前十字靭帯を断裂し、今シーズンを全休していた。

セルティックスで最優秀シックスマン賞に選ばれたブログドン[写真]=Getty Images

 一方、ウィザーズ在籍2年目となった今シーズン。ポルジンギスは自己最高の平均23.2得点に8.4リバウンド2.7アシスト1.5ブロックをマーク。ヒザのケガに悩まされてきた221センチ108キロのビッグマンは、ここ4シーズンで最多となる65試合に出場している。

 なお、モリスはクリッパーズ在籍4年目となった今シーズンに平均11.2得点4.0リバウンド1.8アシストを残した33歳のベテランフォワード。ドラフト外でクリッパーズ入りして4年目となった今シーズンのコフィは、スウイングマンとして平均3.4得点1.1リバウンド1.1アシストをマーク。

 もしこの3チーム間トレードが成立すれば、ウィザーズはブラッドリー・ビール(現フェニックス・サンズ)に次いで主軸を放出することとなり、クリッパーズはカワイ・レナードポール・ジョージという2枚看板を操るベテラン司令塔(ブログドン)を獲得することとなる。

 そしてセルティックスは、ジェイソン・テイタムジェイレン・ブラウンというリーグ最高級のウイングプレーヤーたちと並んで平均20.0得点以上が期待できるビッグマン(ポルジンギス)を加えて戦力増強となる。

 ドラフトまで約24時間。3チーム間のトレードが合意に至るのか。あるいはさらに多くの選手が絡んだトレードとなるのか。今後の展開に注目していきたい。