2023.08.24
7月7日(現地時間6日、日付は以下同)。NBAでは1日から交渉スタートとなったフリーエージェント(FA)たちとの契約が解禁となり、ロサンゼルス・レイカーズは新加入選手たちを続々と発表した。
今夏のFA戦線で、レイカーズはゲイブ・ビンセント、トーリアン・プリンス、キャメロン・レディッシュ、ジャクソン・ヘイズをロスターへ加え、制限なしFAのディアンジェロ・ラッセル、制限付きFAのオースティン・リーブスとの再契約に成功。
そして制限付きFAとなっていた八村塁が、昨シーズン途中にトレードでワシントン・ウィザーズから加入したレイカーズと正式に再契約。25歳の日本人フォワードは、自身初のFA戦線でレイカーズと3年5100万ドル(約72億9300万円)という高額契約を手にした。
地元メディア『Spectrum SportsNet』に対し、八村は「すごくうれしい。ここに戻ってくることができて本当にハッピーです」と口にし、さらにこのように続けていた。
「数カ月前にウィザーズからトレードされてから、最高の時間でした。僕は(レイカーズの)チームメートたちやカルチャー、スタッフ、すべてが大好きです。僕らはプレーオフでも走り抜けました。また来年もここでプレーでき、多くの選手たちが戻ってきたこともすごくうれしい。だからすごく楽しみにしています」
八村にとって、今夏はNBAキャリア初のFA戦線だったものの、1日に現地記者が再契約に合意と報じるなど注目を浴びており、17度の優勝回数を誇るレイカーズでキャリア5年目を迎えることとなった。
「これが僕のファーストオプションでした。僕と代理人、ロブ(ペリンカ/ゼネラルマネージャー)、チーム、彼らが最高の仕事をしてくれたことで、うまくいったんだと思います。僕もすごくうれしいです」と八村。
レイカーズ加入後の八村は、レギュラーシーズン33試合で平均22.4分9.6得点4.7リバウンドを残すと、プレーオフでは16試合で平均24.3分12.2得点3.6リバウンドを記録。自身2度目となったプレーオフでは8試合で2ケタ得点、そのうち4試合で20得点以上を奪うなど、レイカーズのシックスマンとして躍動し、カンファレンス・ファイナル進出に大きく貢献した。
レブロン・ジェームズの去就が注目されているものの、レイカーズにはこの男とアンソニー・デイビスの周囲にラッセル、リーブス、八村、ジャレッド・バンダービルトという昨シーズンのプレーオフを勝ち上がった主要メンバーの多くを擁しており、魅力的な新加入選手たちを加えたことで、FA戦線は大成功を収めたと言っていい。
このチームの選手たちは”パープル&ゴールド“のユニフォームを身にまとい、2020年以来4年ぶり、そして球団史上18度目の王座獲得へ向けて今シーズンへ臨むこととなる。
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