2023.08.02

トレード先が注目されているデイミアン・リラード…現地記者たちが報じた現状とは?

今後の動向が注目されているリラード(右)[写真]=Getty Images
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 8月1日(現地時間7月31日、日付は以下同)。アメリカのスポーツ専門メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が『Bally Sports』の番組“The Rally”へ出演。

 7月2日にポートランド・トレイルブレイザーズへトレードを要求したと報じられたデイミアン・リラードは、マイアミ・ヒートへの移籍を熱望しているものの、約1カ月が経過した現在も成立していない現状について、シャラニア記者はヒート側がリラード獲得へ向けた交換要員として、可能性があるものを下記のように挙げていた。

■ヒートがブレイザーズ側へ提示する可能性のある交換要員
ドラフト1巡目指名権3~4本
(複数の)ドラフト指名交換権
(複数の)ドラフト2巡目指名権
(複数の)若手選手
タイラー・ヒーローが3チーム目へ移籍

 現状で、リラード獲得に向けたトレードトークは大きな進展がなく、長丁場になる様相。先月33歳を迎えたベテランのスコアリングガードが、今シーズンどのチームでプレーすることになるのかは依然として不透明となっている。

 もっとも、1日にヒートの地元メディア『Miami Herald』のバリー・ジャクソン記者は、ポートランド側はリラードのトレードに関する真剣な話し合いには依然として気が進まない状況にあると報道。ブレイザーズとしては、リラードをマイアミへトレードすることについては無関心だという。

 シューティングガードのヒーローは、昨シーズンに平均20.1得点5.4リバウンド4.2アシストを残した23歳の若手スコアラーなのだが、ブレイザーズにはアンファニー・サイモンズシェイドン・シャープ、ルーキーのスクート・ヘンダーソンがすでに在籍していることもあり、2チーム間のトレード成立は困難となっている。

 今夏は25日から9月10日まで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が開催されることもあり、北米以外でプレシーズンゲームが組まれていないチームは、10月4日からトレーニングキャンプが始まり、同25日にレギュラーシーズンが幕を開ける。

 トレーニングキャンプ前、あるいは今シーズン開幕前までに、リラードの新たな所属先が決まるのか、引き続き注目していきたいところだ。

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